隔週間 世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート レビュー

松の内も過ぎてしまいましたが新年おめでとうございます。

今年最初のブログ更新も世界の軍艦コレクションのレビューでして、来週1月12日発売予定の2016年2/2号(第79号)戦艦ガングートです。

世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 01

ロシア艦は61号のボロジノに続いて2隻目。そしてシリーズ最後の外国艦となります。



《冊子》

日露戦争後のロシア海軍立て直し期に出来た戦艦ながら大々的な近代化改修を受け、革命による内戦と二度の世界大戦を戦い抜いたレニングラードの英雄と解説されています。とはいってもソ連海軍は日米海軍のような大海戦を繰り広げたわけではないので、その感覚で読むといささか拍子抜けの戦歴です。


世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 02 世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 03 世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 04



《1/1100ダイキャストモデル》

ガングートは近代化改修前と後とでは全く別物と言って良いほど姿が変わっており、この模型は1914年の就役当時の改修前の姿。パッと見超デカイ球磨型軽巡です(笑)。個人的には改修後の個性的な艦形のほが好みだったり。

世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 05

世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 06

世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 07

世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 08

世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 09

世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 10

製品の感想
  • 形状的に大きな考証ミスは見当たらず、シルエットはなかなかガングートしていると思う。
  • けど砕氷艦首は折れ角がなくストレートなアウトラインで正直似ていない。
  • シンプルな上部構造物形状が幸いしてかデッキ色との塗り分け品質はかなり良く、組み立て精度も高い。
  • しかし甲板上にある通気口やハッチなどの塗装が薄く、下地のデッキ色が微妙に透けている(個体差の可能性あり)。
  • 艦尾の第二甲板がデッキ色でなく船体色で塗りつぶされている。
  • 公式サイトの見本品のように、主砲と艦橋に張られた防水キャンバスは塗装されていない。
  • 木甲板は継ぎ目モールドが省略されている。
  • ケースメイトの120mm副砲はダイキャスト船体と一体成型なので、立体感に欠けモールドもダルい。


考証的には問題なさそうですが、造形的にはのっぺらぼうの木甲板、船体一体成形の副砲といったようにディテール不足で手抜き感が目立ちました。特に木甲板に関しては、桜と錨様のブログ解説で後日知りましたが、ロシア艦には他国と違った独自の木板の張り方があり、以前のボロジノでの考証ミスのひとつだったので、今回は挽回のチャンスとして再現して欲しかったですね。

世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 14 世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 15

冊子に使われてる写真を見るとわかりますが、こんな風に横方向にリノリウム押さえのようなパターンが等間隔にあり、その間に短い木板を縦方向に並べて敷き詰めるという工法で施工されています。主観ですが、今回のガングートは出来の良いのが多い外国艦枠の一端としてはやや物足りなさを感じました。

あと毎度行っている簡易ディテールアップは、今回は時間との兼ね合いでお休みいたします。期待されていた方はどうも申し訳ありません。


そして次回80号はついに最終号で空母祥鳳です。

世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 11

祥鳳も無論良いフネなんですが対米戦序盤に沈んだ空母という印象が強いので、シリーズのトリということなら創刊号の大和と対となる戦争後期の大物信濃、もしくは日本海軍最後の竣工艦初梅、戦後復員船として活躍した葛城あたりで締めるといった粋な計らいが欲しかったかなあ。
さてその出来は如何に?


世界の軍艦コレクション 第79号 戦艦ガングート 12
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No title

おまみさんいつもお疲れ様です。

ガングートは姉妹艦のマラートの方が日本では有名(かのルーデル所属爆撃隊の餌食になったので)ですけど、
実物受け取ってみると艦橋構造物は前のめりだわネジが錆びて傷だらけのスタンドに船体モールドにも
傷があったりと品質はこのシリーズの海外艦ではかなりランク的に下がる出来映えでしたね。
これが最後の海外艦とは寂しい限りです。

大トリの祥鳳は最初ここに位置していた瑞鳳と逆にされたままですが、結局このまま出るみたいですね。
桜と錨様で言われていたように改造前の潜水母艦か個人的にはトップの大和に対して信濃あたりで
締めた方が良かったかな?と思いますけれど。
とまれ、次でおしまいですね。本当にお疲れ様でした。

No title

>さうりうさん

労いのお言葉ありがとうございます。

ただまだあと1回残ってますし、ディテールアップの途中で次の号に押されてやりっぱになってる物もありますので、このブログでの取り扱いはもうちょっとだけ続くと思います。

最後までどうぞよろしくお願いします。
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