隔週間 世界の軍艦コレクション 第74号 空母 千歳 レビュー

世界の軍艦コレクション2015年11/24 号(第74号)空母千歳のレビューです。
今回は本来の発売日である火曜日の11月3日が祝日なので、1日遅れで水曜4日発売となります。


世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 01

63号の瑞鶴が迷彩塗装仕様と思いきや普通の姿で出てきたので千歳にもあまり期待してなかったのですが、それは良い方向に裏切られて晩年の迷彩塗装姿で発売されました。

こういう複雑な塗装は自分でやるとすると、とんでもない労力と根気を必要とするので、今回のような塗装済み完成品は艦船ファンにとってものすごくありがたい商品ではないかと思います。
ただこのシリーズに1隻も存在しない水上機母艦の姿も捨てがたかったですね。



《冊子》

いつでも空母に改造可能な水上機母艦として生まれ、空母改造後も撃沈されるまでマリアナ沖、レイテ海戦と重要な作戦に姉妹艦千代田と共に参加し続けた戦歴が解説されています。また日本海軍の迷彩塗装、千代田が搭載した特殊潜航艇甲標的についてのコラムもあり、読んでて中々楽しめました。

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 02 世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 03 世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 04



《1/1100ダイキャストモデル》

1944年仕様。
千歳は6月のマリアナ沖海戦時すでに迷彩塗装がされていたのでは?と言われているのですが、この模型にはそれ以降に装備された噴進砲があるところから、最期の戦いとなったエンガノ岬沖海戦時の姿と判断できます。


世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 05

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 06

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 07

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 08

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 09

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 13

製品の感想
  • 飛行甲板の迷彩塗装は、塗りムラ、マスキング漏れもなく素晴らしい品質。29号の瑞鳳並の渾身の出来。
  • 迷彩色の色味については諸説あるので自分は判断付かない。
  • 艦首側の飛行甲板支柱の高さが足りないため、飛行甲板先端にゆるい坂が付いている。他の個体がどうなってるかは不明。
  • 機銃、高角砲スポンソンとその支柱の間の隙間が大きくて目立つ。
  • スポンソン支柱が奥にありすぎるため、裏の支柱から放射線状に付いてる三角梁まで奥にあり、構造としておかしな事になっている。
  • 右舷の煙突より後ろの機銃と高角砲に防煙シールドがない。
  • 艦載機の並びが、艦攻が先で艦戦が後になっている。実際はその逆。
  • 甲板上の21号電探は、収納状態としてもそのモールドがない。
  • 右舷艦首寄りマストに13号電探がない。
  • 噴進砲の位置が旧説。現在では左舷が船体中央よりやや前、右舷は逆に後ろとされている。
  • 飛行甲板は木張り表現になってるが、千歳はラテックス張りだったという説が昨今ある。
  • 吃水線下の形状、特にスクリューや舵の位置が怪しい気がするが、手持ちの資料に載ってなかったので不明。
  • 甲板に「ちと」の識別標識がないが、実は千歳型にそれがあったと裏付ける証拠は残っていないのでセーフ。

考証と迷彩塗装の色味は、一昔前の物を参考にしたのかなと思います。
そしてこのシリーズの空母の毎回のミスポイントである甲板側と船体側の儀装の大きな隙間、スポンソン裏の三角梁のズレ、防煙シールドのない火器、艦載機の並び順の間違いは今回も漏れなくそのままで、全く改善されていません。特に船体中央にある三つコブ型の機銃スポンソンは、左舷は角型、右舷は丸型という細部の違いにちゃんと気付いて再現しているにもかかわらず、なぜその上に載ってる機銃の防煙シールドに気付かないのか不思議でしょうがありません。これもうわざとちゃうんかと本気で思います。

ただ迷彩塗装は塗りムラもマスキングもれもなく本当に鮮やかで、パッと見の見映えとインパクトは紛れもなくシリーズ上位なんですよね。こんなのが完成品で2000円ちょいで手に入ると考えると、数々のミスポイントも帳消しで良いかなと考えてしまう程です。

細かい事は気にしないのでキレイな迷彩姿の千歳の模型が欲しいという人にはオススメ。



《艦これ仕様》

今回はディテールアップの時間が取れませんでして、艦載機を細かく塗り分けて自作デカール貼っただけに抑えました。元々塗装は良く出来ているのでこれでも十分かと思えます。

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 14

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 15

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 16

ベースに貼ってある自作艦これステッカーの作り方はこちら



さて、次回75号は重巡羽黒です。

世界の軍艦コレクション 第74号 空母千歳 11

妙高型重巡は残りの1隻足柄のリリース予定がないので、これがラストとなります。



世界の軍艦コレクション全国版 2015年11月24日号 【セブンネット】

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【genre : 趣味・実用

⇒comment

Secret

No title

自分が購入する時10冊程あったのですが、皆前下がりでしたね。
明らかに設計ミスでしょう。
そしてやはりというかまたかというか、シールド無しやら艦載機配置順やら、もうこれがデフォルトなんですね。
日本空母の中では翔鶴が一番の傑作だったか? 艦載機をあえて配置しないという英断を褒めるべきでしょうか。

チョット離れて鑑賞するぶんにはイイんですけどねぇ 惜しいなぁ

No title

翔鶴は初期の製品なので組み立て品質が酷かったんですが、設計自体は良く出来てたんですよね。今はその逆で組み立ては良くなっているのにその大元の設計自体に問題ありという…

どっちが良いのかと聞かれると答えに窮しますねえ。('A`)

救われましたね〜

レビューありがとうございます。
考証に難ありとはいえ、こうして写真で見ると映えますね。

自分が購入したのは、幸いにも?艦首側の支柱の固定が甘く、前のめりにならずでした。
この千歳は、迷彩姿で出したことがある意味救われた感がありますね。(;^_^A

No title

冊子には電子防御は21号だけしか積んでいないみたいな事が書かれていたりするので13号がないのはそれが原因なのかな?
この冊子の内容が正しいのかどうかにもよるのでしょうけれど・・・・・・。

遅レスすみません

>艦首側の支柱の固定が甘く、前のめりにならずでした。
全滅かと思ったんですが、ちゃんとした組み立てのもあったんですね。良かった良かった♪


>13号がないのはそれが原因なのかな?
この製品は今までの内容から察するに、冊子と模型でそういうすり合わせは多分行われていないみたいです。
ただ冊子の解説自体はシリーズ通して信頼性高いと思います。図面と3DCG図は模型並に当てになりません。
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