ブックレビュー：世界の軍艦コレクション 第2号 空母赤城

22日に発売予定の「世界の軍艦コレクション第2号空母赤城」の見本が、ハーレクイン社から届きました。





そんなわけで創刊号の大和に続いてのレビューです。


　　
冊子の中身はこんな感じ。赤城誕生と改装の経緯、性能、戦歴などを解説した全24ページ（広告含む）。


そして1/1100金属模型の方です。
1942年仕様なので飛行甲板に日の丸が塗装されています。空母は左右非対称なので両舷とも撮影しました。













個人的な感想としては、

良い点

• プロポーションが良い
• 現在の考証が反映されている
• 精密感は目の前で見る限りには申し分ない
• ダイキャスト成型がちょっとだけ良くなってる（バリの少なさ、舷側モールド）
• 錨が別パーツ化されてリアルになった（大和は船体と一体成型）
• 発艦準備状態なので無線マストが正しく倒れている（安全性優先で立ててくると思ってた）
• 台座の印刷が静岡版の「1941」から「1942」に修正されている
  

悪い点

• 大和と船体色が統一されていない（というより米海軍のカラーリングと間違えている）
• 艦載機の脚がないので胴体着陸してるように見える
• 艦載機は零戦と九七式艦攻の二種類で、九九式艦爆がない
• 機銃スポンソン支柱が今時三角形で再現
• 飛行甲板後ろ半分の緩斜面が再現されていない
• ゲート跡、組み立て精度は相変わらず雑な部分がある
• 提供個体は無線マストの十字部分に一部破損があった

この分冊百科の流通を担当してるハーレクインの中の人に聞いたところ、創刊号の大和は売れ行きが良いとの事で、実際ネットでも大手のAmazonや楽天ブックスではすでに売り切れ状態ですし、町の書店でも完売済をわりと見ます。ただそのAmazonのレビューが酷い事に・・・

• Amazonカスタマーレビュー 世界の軍艦コレクション 2013年 2/5号

ユーザーの声は出版元の英イーグルモス本社に必ず伝えて品質の改善になるよう努めると中の人もおっしゃってますので、すでに静岡限定版で発売済みの号は難しいかもしれませんが、それ以降には反映されるよう望むばかりです。
ステマモニターという形ですが、少なからず関わってる以上はやっぱり良い物であって欲しいですからねえ。


　

世界の軍艦コレクション 2013年 2/19号 [分冊百科] 【Amazon】
世界の軍艦コレクション バインダー 2013年 2/0号 [分冊百科] 【Amazon】