海洋堂のソフビ製塗装完成品フィギュア「太陽の塔」が届きました。
大阪万博の当時、私は4歳で一応物心ついてまして、この太陽の塔がそりゃもう大好きでした。どんだけ万博の本読んで太陽の塔の絵ばっか描いていたことか・・・でも中は薄暗くてキモイものがいっぱい展示してあって怖かったのを子供心に憶えています。
そして万博終了後も太陽の塔は、大阪城、通天閣と並ぶ大阪のシンボルとして今も多くの大阪府民に愛されています。
で、リアルな太陽の塔のフィギュアが、それも大阪を代表する職人集団模型メーカーの海洋堂からが出ると聞いて、大阪府民で太陽の塔好きの私としては思わず衝動的にポチッてしまったのです。
正面。
胴体の色は純白でなく漆喰色で塗られています。
ベースはABSインジェクション製で、中央のダボをソフビ製の胴部底の穴に差し込んで組み立てます。撮影してから気付きましたが、ベースが正面から少し左にずれて付けてしまいました。当然ながらこれはちゃんと補正できます。
斜め正面。
サイズは全高220mm x 全幅210mm。ベース直径130mm。ガンプラのMGサイズくらいだと思います。
斜め裏。
わかりにくいいですが腕の下面と胴体基部にはグレー色でシャドウが入っています。
なかなか芸が細かい。
斜め上。
本物なら普通は見ることが出来ないアングル。
一番インパクトのある「黄金の顔」。
ABSインジェクション製で金メッキ加工。ネットショップの試作見本と比べるとディテールがよりくっきりして彫りが深くなった感じ。目玉(投光器)を青のLEDと光ファイバーで発光させるツワモノが現れそう。
黄金の顔は裏側のディテールも再現されており、そして避雷針と胴体との接合部がリアル!
説明書によるとここを精密再現した模型は少ないのだとか。
胴体真ん中にある「中央の顔」。
腕の継ぎ目は手抜きではなく実物にもあります。
背中にある「黒い顔」。
万博会場で買ったこの顔の陶製の飾り物、昔ウチにあったなあ。
このフィギュアは黄金の顔が金メッキ仕様でキレイなだけでなく、胴部表面のあのザラザラ感がすごいリアルで実に良く出来てます。黄金の顔と胴体との接合部と同じくここをキチンと再現した市販模型は私の知る限り今までなかったような・・・みやげ屋とかのフィギュア(というより銅像)はもっとチャチい感じでした。
この精巧さで価格が2千円台ですから安いですなあ。
すごいニッチな層相手の商品ですが、私にとってはクリティカルヒットで大満足な代物でした。
塗装済み完成品、マジパネェす!馬鹿にできんわ。
追記:
太陽の塔は人気みたいで現在ほとんどのネットショップで売り切れになっており、アマゾンでは転売屋による
ボッタプレミアム価格
になっています。欲しい人はわずかに残っているマトモな価格の店からさっさと購入したほうが良さげですね。

1/350スケール 太陽の塔 ソフトビニール製塗装済み完成モデル 【Amazon】
- 関連記事
-
テーマ:フィギュア - ジャンル:趣味・実用
- 2010/09/12(日) 23:28:52|
- 模型情報 - フィギュア
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
当時万博会場内を走るモノレールから見た風景はまさに未来都市でした。
太陽の塔は入場するのに3時間は並んだように思います。
親はウンザリしてましたが、幼い私にとってあの万博は強烈なインパクトでした。
自分が大人になる頃には街の姿や生活はこんな風になってるのかと幼心に思ったものです。
で実際に大人になってみるとそのまんまじゃなくバラ色でもなかったけれど、
実用化されてる物もそれなりにあったりして感慨深く思います。
今も万博公園のそばを通ると太陽の塔は毎回見入ってしまいますね。
- URL |
- 2010/09/14(火) 00:15:28 |
- おまみ(管理人) #Nc3lz.Jc
- [ 編集 ]
おまみさんへ
大変ご無沙汰しております。
マニアックでリアルなフィギュアですね~
大阪万博当時、「ねた」は幼稚園に行って来た頃で、かすかにしか覚えていません。
どちらかというと”20世紀少年の”コミックや映画で登場する 太陽の塔?が強烈にインパクトが強いです。
- URL |
- 2010/09/14(火) 12:26:56 |
- ねた #-
- [ 編集 ]
私はねたさんと同いくらいの年ですが、物心つくのがやや早かったようで
2歳半くらいからの記憶がありますので、万博の事はよく憶えてるんです。
20世紀少年は原作も映画も観ていないので
太陽の塔が作中でどんな風に扱われているのか存じませんが、
こういうアイテムが商品化された理由には、万博40周年記念以外にも
そういう人気作に出た話題性も後押ししたのかもしれませんね。
- URL |
- 2010/09/14(火) 22:45:48 |
- おまみ(管理人) #Nc3lz.Jc
- [ 編集 ]