ハセガワ1/350艦載機製作の続き、今回は細部の塗装やマーキングの再現です。

キャノピーの枠を描きますが、フリーハンドでは線がどうしてもヨレてしまうので、マスクして筆塗りします。
まず機体に対して横方向の枠をマスクして描き、次に縦方向をマスクして描きます。

97式艦攻こんな風になりました。
1/350サイズだと、どうにかすべての枠を省略せずにそれなりの細さで再現出来ますね。
1/700だとさすがにこうはいきません(私の場合)。

零戦は97式艦攻より一回り小さい上に、キャノピーが水滴型で枠の形状が複雑なので、難易度高かったです。

クレオスのMr.ウェザリングカラーのマルチブラックにマルチホワイトを混ぜて濃いグレーを作り、スミ入れしました。
溝が浅くてスミが残らないところは、0.2mmシャーペンで描きました。

97艦攻の場合は濃緑色なのでマルチブラックでしっかりと。スミが乗らないところはコピックモデラーで描いてます。
次にデカール貼りです。

キットのデカールは基本赤城用で、それ以外の空母は、バラバラの数字を自力で組み合わせる仕様になっています。
今回は加賀飛行隊を作ろうと思います。
いつか作ろうとフジミの1/350加賀積んであるので・・・

AII-324、第2中隊第45小隊1番機です。
肉眼では気付きませんでしたが、“4”のデカールが少しずれていました。
この尾翼番号は白引き印刷されていないため下地が透けてしまい、濃緑色のボディではくすんでしまうのが残念でなりません。

識別帯、日の丸などのマーキングを貼りました。
デカール各部にはパネルラインに沿って切れ目を入れ、マークセッターとマークソフターを使って凹モールドに馴染ませました。
実際に真珠湾攻撃に参加した加賀機の番号を再現し、帯の白縁アリ・ナシといったそれぞれの個体差も再現しています。
また1機だけ加賀機ではなく、淵田中佐の赤城機を作りました。

零戦は、AII-105志賀大尉機(奥)、AII-106坂井中尉機(真中)、AII-168山本飛曹機(手前)のマーキングを再現しました。
97式艦攻、零戦ともキャノピーが曇っているのは、この後クリアーコートするのでマスキングゾルを塗っているためです。

で、EX-フラットクリアーでデカールをコートして、キャノピーのマスキングゾルを剥がしました。

こうなりました。
エッチング窓枠というディテールアップパーツもありますが、私はやはりクリアー成形を生かした方がガラスが入ってる感じがして好きですね。特に1/350だと前記したとおりこれくらいの精度で描く事も可能ですから。

零戦の場合は水滴型キャノピーなので、尚のことその恩威を受けられると思います。
描くの大変だけど・・・^^;

細部の塗装です。
主脚収納部を青竹色に、主翼先端の航法灯、胴体後端部の尾灯、尾輪を塗りました。

そして97式艦攻も同処理に。
あとはプロペラを取り付けるだけなんですが、ここはまたアドラーズネストのディテールアップパーツを使いたいと思いますので、続きは次回に。

ハセガワ 1/350 日本海軍 空母艦載機セット【Amazon】
テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/05/03(日) 17:11:26|
- Modeling Now (製作記)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2