ワンダーフェスティバル2016[夏] 会場発表のプラモデル新製品まとめ

本日開催されたワンダーフェスティバル2016[夏]でのスケールモデルを中心とした模型メーカーの新製品のツイートをまとめました。


《アオシマ》














《フジミ》



























《MAX FACTORY》





























《プラッツ》











《コトブキヤ》











《その他》

















WFという場所柄もあるのかもしれませんが、今回は美少女プラモの新製品が一気に増えた印象。多色成形技術の進歩で、プラモの世界でも今後はロボやスケール物に変わって台頭してくるのでしょうかね~。

会場からレポツイートされたメーカー、ディラー、入場者の皆さま、どうもお疲れ様でした。

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アオシマ カプセルトイ「デフォルメ連合艦隊 Vol.3」レビュー

このブログで過去に何度かとりあげたアオシマのカプセルトイ「デフォルメ連合艦隊」の Vol.3が先日発売になりまして、今回も開発にわずかながら助言させていただいた事もあって、その見本が送られてきました。


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《加賀1938、1942》

Vol.2の空母枠では赤城・加賀のペアがコストの都合で見送られて赤城のみの時代設定違い2種類になった代わりに、今回は加賀が赤城に合わせた設定でリリースされ、これにてようやく栄光の一航戦が揃いました。中の人の情熱に敬礼!(/"`・ω・´)

大きさがわかりやすいよう今回も500円玉と一緒に撮影しました。

アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 加賀 01

日米開戦前の1938年仕様と、飛行甲板に日の丸の識別標識のあるミッドウェイ海戦時の1942年仕様の2種類。
ガチャのメインターゲットであるライト層には空母は皆同じ形に見えてしまうので、それを避けるためにあえて発売済みの翔鶴型、赤城とは飛行甲板の形や色を大きく変えたそうです。

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アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 加賀 02

1938年仕様は艦載機が九六式艦戦、九六式艦爆、九六式艦攻のトリオ。(上)
1942年仕様は零戦二一型、九九艦爆、九七艦攻で、両方とも赤城と同じものが入ってます。(下)



アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 加賀 03
  1. 飛行甲板前部支柱の数は、新考証の3本説を取り入れて詰め込んだので抜けがうまく行かず、調整に時間が掛かったそうです。
  2. 飛行甲板裏の井桁構造の細かい再現は、赤城同様力を入れた部分。
  3. 左舷。高角砲のデザインがなぜか艦首側と中央配置の物とで違ってます。また艦尾側は20cm単装砲や飛行甲板端のスポンソン上の機銃がなかったりと、赤城と比べて省略がやや多い印象。
  4. 右舷。格納庫の艦尾付近と船体との合いの悪さによる隙間が解消されており、ここは赤城からの改善ポイント。




アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 加賀 04
  1. 遮風柵はディテールが精密。しかし隙間が大きく回転軸ユルすぎ。再版があれば調整したいとの事。
  2. さらに回転軸の位置が後ろ過ぎるせいか、立てた状態は高さ不足。
  3. エレベーター内は、1938仕様では九六式艦戦と九六式艦爆は収まります。九六式艦攻は無理。
  4. 1942年仕様では、零戦二一型のみ収まります。九九艦爆と九七艦攻は無理。あとフタはユルいので紛失注意。




《大和1942、武蔵1944》

ここは本来巡洋艦枠で利根・筑摩の予定が、マーケティング的理由からテコ入れで再び大和型戦艦になったそうです。

アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 大和・武蔵 01

Vol.1のとは年式違いで、大和竣工時と武蔵最終時。模型としての定番は、「大和=最終時」「武蔵=竣工時」なので珍しい仕様ですが、武蔵の最終時は、去年本物が発見された事で一気に人気が上がってます。



アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 大和・武蔵 02
  1. 菊花紋章はVol.2と同じくモールドがリアルになって金色塗装に。
  2. スクリューもVol.2と同じく色が付きました。
  3. 主砲の旋回可動範囲はこのくらいが限度。
  4. Vol.1の武蔵竣工時の艦橋は大和と共通部品だったので21号電探が付いてましたが、今回の大和竣工時は正しく電探ナシになりました。



アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 大和・武蔵 03
  1. 今回は艦橋の窓モールドが付いて見映えが俄然アップしてます。ただし抜きの都合で真正面と真後ろまでは無理。
  2. 大和竣工時の艦橋トップの射撃指揮所は、後ろにそそり立つ信号灯支柱(もしくはループアンテナの方?)も新たに再現されています。
  3. 高角砲座にある増設機銃の土嚢再現はこだわりポイントのひとつ。漆黒の木甲板と相まってシリーズトップのプレミアム感です。
  4. 武蔵竣工時ではシールドなしだった高角砲も今回の大和ではシールド付に改良。惜しむらくは右舷高角砲の操作室の位置が逆な事。左舷はあってるので、恐らく左半分のCADデータを反転コピーして右舷に使ったためではないかと。


大和・武蔵は金型の取り都合上、前回のVol.1を流用してもほとんどコスト削減に繋がらないためすべて新規で作られており、今回の目玉は間違いなくこの武蔵との事です。
また大和竣工時の方は、Vol.1の武蔵竣工時が副砲以外大和最終時と部品共有したために発生した考証ミスが修正されているので、そっちの存在意義がなくなるくらいの決定版になっています。



《金剛1944、霧島1942》

この金剛型がVol.3本来の戦艦枠。大和型、長門型と来て順当な流れかと。

アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 金剛・霧島 01

デザイン的にライト層には長門型と違いがわかりにくいのが反省点なんだとか。そのため購入動機になればとオマケで陸攻を付けたそうです。



アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 金剛・霧島 02
  1. パゴダマストは中の吹き抜け構造が再現されてます。vol.2の長門からの進化点のひとつ。
  2. 金剛型の特徴である吃水線付近が大きく突き出た艦尾形状と、釣合式の二枚舵が再現されています。
  3. 艦首側の一番、二番主砲の可動範囲はこのくらい。
  4. 艦尾側の三番主砲の可動範囲はほとんどゼロ。四番主砲は真横にまで旋回するけど、固いので無理に回して砲身破損の恐れアリ。白化してしまいました。



アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 金剛・霧島 03
  1. 金剛は最終時の1944年仕様で、艦橋トップに21号電探があります。
  2. 霧島も同じく最終時。けど年が1942年と2年早く、まだ電探が付いてなかったのが差別点のひとつ。
  3. 金剛はケースメイト式副砲群の一部撤去が再現されています。単装なのに連装になっている残念なミスあり。
  4. 霧島は最も艦首寄りの副砲1基以外は撤去なし。そして金剛・霧島も高角砲の操作室が、大和型と同じで右舷のみ逆になってるミスあり。




アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 金剛・霧島 04

金剛には一式陸攻、霧島には九六式陸攻が付いてます。塗り分けの多さは空母艦載機の上を行ってますね。九六式は魚雷搭載しています。



アオシマ デフォルメ連合艦隊Vol.3 全ラインナップ
船底パーツは取り外し可能なので洋上模型としても楽しむことも出来ます。ガチャだからスペースを取らないので艦隊を組みやすいのが良いです♪


全体的な感想としては、今回も300円ガチャとしてはオーバースペックな品質でして、Vol.2で赤城・加賀の一航戦ペアを実現できなかった宿題を、今回やり遂げた熱意と真摯な姿勢を称えたいです。加賀なんて数年前まではあとまわしアイテムの筆頭だったのに・・・艦これ人気のおかげです。(´;ω;`)

ただディテールがさらに細かくなる一方詰め切れないまま製品化されてしまった所も増えてるので、そこは再版時に直していただきたいですね。デフォルメ物とはいえ、わかっててそうなってるのとわからなくてそうなってるのでは意味合いが違いますし、見る人が見れば気付きますから。

そして今後の展開としては、売れ筋アイテムが大方出たのと艦船モノはコストがかかるのでこれにて終了と以前は伺っていたのですが、今は年イチくらいで出していきたいと良い方向に話が変わってきています。ガチャ界では先行者の海洋堂が、デフォルメの護衛艦で後追いしてくるくらいの市場があるようなので、出来ればVol.5くらいまで続けて欲しいですねえ。

このデフォルメ連合艦隊 Vol.3は、早い売り場では12日頃から稼働を始めており、今週末にかけて電気屋さんやホビーショップに併設されたガチャコーナーなど少しずつ売っている所が増えていくと聞いてますので、今はもうあるべき場所には置いてあるんじゃないでしょうか。1回300円。
それ以外はネット通販とかのセット売り。



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フジミ 1/700 軽巡矢矧 昭和20年、空母瑞鶴 昭和16年 ver.1.2 レビュー

先週頭ぐらいに発売されたフジミの1/700矢矧の昭和20年最終型です。

フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 01
矢矧は酒匂とのコンバーチブルキットで昭和19年仕様が半年ちょい前に出てますが、今回は単体にもかかわらず同価格である代わりに、手すりと梯子のエッチングパーツが付いてます。

阿賀野型軽巡のキットがコンバーチブルという売り方になった理由は以前書きましたが、大和の特攻作戦に参加した最後の姿の矢矧だけは単体で売れるだけのバリューがあるという事なのかもしれません。


なのでこの製品が阿賀野型軽巡シリーズの本命であり、発売を心待ちにしてた人はきっと多かった事でしょう。



フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 02
部品一覧。阿賀野/能代と違って矢矧/酒匂は共通パーツが多かったので、この矢矧最終型もパーツ数はそれほど変わらない印象です。


フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 03
これが矢矧最終型専用の新規パーツであるX部品。この部品が使われる箇所は以下の通り。



フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 04

フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 05

最終型は煙突前にトラス構造の探照灯台座があり、それまで探照灯のあった左右の高射装置台座の場所には、代わりに射撃指揮装置のような機器が設置されています。



フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 06
航空作業甲板は、軽量化のためのカット形状が変わっています。



フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 07
めっちゃささいな点だけど艦首側から3番目のボートダビットの形状変更。



フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 08
あと単装機銃の数と配置が変わっているので、甲板の裏から追加の穴開け指示が付いてます。


フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 09
そしてもう1つの新規追加部品である手すりとラッタルのエッチングパーツ。KA-Models社製です。



フジミ 1/700 軽巡 矢矧 1945 10
エッチングの取付説明図。


元々酒匂とのコンバーチブル版と部品数が大差ないのに、その差分としてエッチングが入ってるのでこれはお得感高いです。
ただこれはあくまで手すりとラッタルのみのエッチングであって、いわゆるDX.版のようななんでもかんでも付いた物ではないので、そのレベルを期待してる人は中途半端と感じるでしょう。
既存の別売の阿賀野/能代 専用エッチングの代用では補完出来ない部品もあるので、ここは 矢矧/酒匂専用エッチングの発売が待たれます。(しかしそうなると今度はせっかくの手すりとラッタルがダブる!?)

とか色々書きましたが、タミヤの矢矧が発売から相当年月が経っており、ディテールが時代遅れなのに加えてその後進んだリサーチにより最終型としてはいくつかのエラーが発覚しているため、このフジミの矢矧が現時点において最終型の決定版なのは確かです。



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続いて瑞鶴の昭和16年竣工時仕様。こっちは6月末頃に発売されたやつ。

フジミ 1/700 空母 瑞鶴ver.1.2 1941 01
瑞鶴の竣工時仕様は実は今回が初めてではなく4年前に発売されています。しかしこれは再販ではなくVer.1.2と銘打った新製品になっています。



フジミ 1/700 空母 瑞鶴ver.1.2 1941 02
組立説明図に例の少尉いました(笑)。矢矧にはいなかったのに。



フジミ 1/700 空母 瑞鶴ver.1.2 1941 03
新規金型による追加パーツAc部品。マスト類が組み立て式から一体成型に変わっていて作りやすくなっています。この新規パーツがVer.1.2たる所以なんだとか。



フジミ 1/700 空母 瑞鶴ver.1.2 1941 04
それ以外にも係船桁は今まで展開時しかありませんでしたが、Ac部品には収納時のパーツが付いてます。



フジミ 1/700 空母 瑞鶴ver.1.2 1941 05
艦橋後ろのマストだけは完全一体成型でなく、三股基部など一部は既存パーツとの組み立て式となってました。



フジミ 1/700 空母 瑞鶴ver.1.2 1941 06
新部品のマストは一体成型の代償として、中間にある五画錐、四角錐の支柱の側面モールドがなく、そこがゲートになってます。



フジミ 1/700 空母 瑞鶴ver.1.2 1941 07
対して従来のマストはこんな具合。バラバラの代わりに五画錐、四角錐の支柱モールドは全面に付いてます。



フジミ 1/700 空母 瑞鶴ver.1.2 1941 08
従来のマストの組立図。
細長い部品の継ぎ足し構造のため、水平・垂直を正しく組み立てるのが難しくて不評だったそうです。まあ自分も一度組んだ事あるのでそれはわかる。それに今時ホントに精密なマストが欲しい人は中途半端なプラ部品使わずエッチングに交換するので、これは良い改修だと思いました。

実は今回の新マスト、本当はエントリユーザー向け商品である特EASY瑞鶴に付けたかったもののスケジュール的に間に合わず、今回こういう形でやっと陽の目を見る事になったのだとか。他にも大々的に公表されてはいませんが、翔鶴型の船底パーツは特EASY瑞鶴から金型修正により形状が変更されており、それ以前のより部品の合いが改善されているそうです。

Ver.1.2というからにはもうちょっと大掛かりな変更点も欲しい気もしますが、それでもこうしたアップデートを随時行うフジミの姿勢には敬意を評します。



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フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 (船体ウェザリング)

艦NEXT大和の簡単フィニッシュ5回目。
前回の船体へのスミ入れに続いて、今回はウェザリングです。

最も効果的なのは汚水捨管や舷側の装備の隙間、継ぎ目から垂れた筋状の汚れや錆の再現でして、これを今まではエナメル系塗料や水性アクリル塗料を使って表現していたのですが、今回は2回目の木甲板の階調表現で使ったクレオスのMr.ウェザリングライナーを試してみます。


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フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 01

汚水捨管、舷窓蓋、舷外電路の継ぎ目などに、スートブラック(すす色)で雨だれを、そしてラストレッド(錆色1)とラストオレンジ(錆色2)で赤錆をちょいちょいと描き込んでいきます。錆は入れすぎないようちょっとだけ。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 02

エナメルうすめ液を平筆で上から下へスッと流すように塗り、ウェザリングライナーをぼかしながら伸ばしていきます。うすめ液の量と筆圧でボケ方が変わるので、コツをつかんで自然な感じに。流れた線同士が平行でなかったり、吃水線に垂直でなかったりすると途端にウソっぽく見えるので、そこはキッチリ揃えます。

失敗しても拭き取れるので何度でもやり直せます。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 03

筆で伸ばした後に、軽くうすめ液を湿らせた綿棒で擦ってさらに細かくボケ具合や濃さを調整します。この時もやはり上から下へ平行に擦って、汚れの方向を乱さないようにします。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 04

次は水アカや雨ジミによる滲みや退色感を追加します。
タミヤスミ入れ塗料のブラックとブラウンを、さらに2~3倍位薄めます。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 05

これら両色を船体にランダムに置くように塗ると、微妙な滲みが出来て雨染みぽくなります。筆に少量付けて下のエッジから上へかすれるように付けると、海水の跳ね上がりぽい感じなったりもします。
付けすぎたなと思った箇所は、薄め液を含ませたキムワイプかティッシュで叩くように拭き取って調整。軽いウォッシングですね。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 06

最後にタミヤウェザリングマスター日本海軍艦船用のグレイを筆で払うように擦り付け、凸部の輪郭を強調。同時に船体にグレイのフィルターがかかるので、ウェザリングの色がやや薄れて淡い感じになります。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 07

艦首側はこんな感じに仕上げました。どぎつ過ぎず、足りなさ過ぎずを心掛けたつもりです。



次に吃水線下です。

乾ドックで入渠中の艦艇の画像をいくつか調べてみると、ここも上から下方向への流れジミが基本ですね。本気でやるならもっと複雑な汚れ方してますが、今回はそこまでは追求しないので。


フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 08

吃水線のキワは、汚水捨管など水上からの垂れがわりとそのまま延びてるので、位置がずれないよう上下パーツを付けた状態で、スートブラック(すす色)とディープブラウン(こげ茶色)で線を入れていきます。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 09

ここも同じくうすめ液を含ませた筆で上から下方向に伸ばしてボカシます。前回コンパウンドをかけたのでプラ表面の平滑度が上がってるせいか、水上側に比べてMr.ウェザリングライナーの食付きが悪くて一緒に流れてしまいやすく、ちょっと手を焼きました。

こういう場合本末転倒な気もしますが、つや消しクリアーを吹いて表面の平滑度を下げるという手もあります。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 10

そしてまた綿棒で擦って、ボケ具合や濃さを調整。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 11

サビや退色を表現するため、ラストレッド(錆色1)とラストオレンジ(錆色2)、マットブラウン(茶色)をランダムに挿します。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 12

成型色がハルレッドのため水上部分と違って非常に目立ちにくいので、縦方向のボカシは筆のうすめ液の量をかなり絞ってかすれるように伸ばし、ボカシを弱くして線を強調してみました。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 13

そのままではわざとらしく見えたので、キムワイプで上下に擦ってもう少しボカシました。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 17

船底の本当に真っ平らの部分は一体どんな風に汚れるのかわからなかったので、水流とか考えると不自然かなあとは思いながらも、側面のウェザリングをそのまま延長させた感じで茶を濁しまた。^_^;

次の工程。ウェザリングマスターBセットを新たに投入します。


タミヤメイクアップ材シリーズ No.80 タミヤ ウェザリングマスター B 【Amazon】



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 14

これの「スス」を吃水線付近に軽めに付けてシャドウを入れます。


船体のウェザリング完了。
ちょっとキツめに見えますが、最終的につや消しクリアーを吹くので、完成時はもうひとまわり薄い感じになると思われます。

フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 15

フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 16

こういう雨垂れ表現は、エナメル系塗料では輪郭に滲み跡が出やすくて繊細なボケを出しにくかったんですが、ウェザリングライナーはそこがうまくボケるし、エンピツのように描き込むだけなので、舷窓から垂れてるような数をこなさなければならない箇所も楽にこなせました。以後もこの方法採用決定!


次によろしくなかった話。

「エナメル塗料用うすめ液はプラを脆くする」という通説は、大げさではなくその通りなのが今回よーくわかりました。普通のスケモ製作では気付きにくいですが、艦NEXTのようなスナップキットの場合は部品の差し込みに強い負荷がかかるので、そこからプラが割れる事態が発生します。今回実際差し込みピンが何本も折れたり、さらには船体が割れるトラブルが発生しました。

フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その5 18




エナメル塗料用うすめ液の代用品としては、プラが割れにくいと販売側が売り文句にしてるホワイトスピリットというペトロール系の油彩溶剤があったり・・・




クレオスからもMr.ウェザリングカラー専用うすめ液という専用品が出ています。


Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液 110ml 【Amazon】

Mr.ウェザリングカラーはプラ割れを起こしにくい油彩ベースの製品で、そのうすめ液なので同じ性質を持っていると思われます。ウェザリングライナーにも使えるとの公式説明はありませんが、検索すると実際に使ってる例が出てくるので問題なさげ。これを機会に買ってきたので次回から試してみます。




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フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4(船体筋消し&スミ入れ)

艦NEXT大和の簡単フィニッシュ4回目。
今回は船体の合わせ目やパーティングラインの消し方とスミ入れです。


フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 05

船底パーツは、ビルジキールの端から艦尾方向側面に目立つパーティングライン(金型の分割線)があるので、これを処理します。


フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 06

スポンジヤスリの極々細目(#800~#1000相当)でペーパーがけを行って段差を消してやり、次に超極細目(#1200~#1500相当)で研磨キズを目立たなくします。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 07

スポンジヤスリだけでは研磨キズを完全に消す事は出来ないので、最後にコンパウンドの粗目で研きます。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 08

パーティングライン完全に消えました。
コンパウンドはこれ以上細かい目にすると光沢ピカピカ仕様になってしまいますので、粗目までで押さえておくのが肝要。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 09

艦尾側ほど目立ちませんが、艦首側にもパーティングラインは底面にY字型のがあります。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 10

これも同様の作業で消えます。

パーティングライン消しは別に普通のフィニッシングペーパーでも消せますが、こういう突起のない曲面はスポンジタイプのほうが力が均等に伝わりやすく、簡単綺麗にサンディング出来ます。

今回使ったのは3Mのスポンジ研磨剤とクレオスのMr.コンパウンド。

  
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そしてもうひとつ気になってたのが、縦二分割設計のため艦首艦尾に出来る合わせ目。これ塗装ナシでも消せないものかなと思って実験してみました。


フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 01

クレオスの溶きパテにつや消しブラックを混ぜて、船体の成型色に近い色を作ります。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 02

これを船体の合わせ目に盛るように塗り・・・



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 03

乾燥後に船底の時と同じくスポンジヤスリをかけると、ほとんどわからなくなりました。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 04

これはいける!と思って、同じく縦二分割設計の煙突と後部艦橋にも行いましたが、こちらはなんか微妙な仕上がり・・・どうしてこうなった!?この方法はまだ研究の余地ありですね。



次に船体へのスミ入れを行います。

フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 11

タミヤのスミ入れ塗料は濃い目に調色されているので、そのまま使うと1/700の艦船模型にはややどぎつく見えます。
かといって希釈しすぎると透けやすくなるため、スミ入れ時に濃さが一定にならずムラになりやすいので、グレイのスミ入れ塗料を混ぜて明るさを調整します。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 12

筆先にヒタヒタに含ませて流し込むと乾いた時に濃すぎたり、流れが悪かったところとの差が強くなって小汚くなるので、少量気味に含ませて極力毎回均等に流し込みます。そして黒一色では見た目が単調になるので、流し込みのラインが交わる箇所や汚水捨管など彫りが深くなる箇所にはブラウンのスミも少し挿すと、見た目に深みが出ます。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 13

乾燥後にはみ出したスミを拭き取ります。またこの拭き取りのさばき方ひとつでスミの太さも調整が利きますので、単純な機械作業にならないよう全体を見ながら行います。

私見ですが、スミ入れの拭き取り作業は綿棒よりガイアノーツのフィニッシュマスターのほうが「拭き取りすぎない」ため、力加減を細かく制御しやすくて向いているように思えます。筆と同じく洗えば何度も使えるし、今はさらに細かく使える極細タイプも出てるので、私の必須アイテムのひとつとなってますね。

 
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逆に綿棒はフィニッシュマスターよりコシがあって力がダイレクトに伝わるので、しっかり拭き取りたい箇所用という風に状況に応じて使い分けています。
あと前々回の木甲板表現みたいにMr.ウェザリングライナーをボカすのも綿棒の方が使いやすいですね。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 14

舷窓は、後のウェザリングの時に一緒に塗料が流れ出してしまわないよう、ラッカー系塗料で塗りました。軍艦色でベースカラーを塗ってないからこそ可能な方法です。



フジミ 1/700 艦NEXT 戦艦大和 簡単フィニッシュ その4 15

スミ入れ終了。大体これくらいの濃さが好みです。

後は上からつや消しクリアーを吹けば十分なんですが、この船体は最近の艦船模型の表現としてポピュラーになりつつある継ぎ目がないせいか割と淡泊に見えるので、前記の通り次回はウェザリングを成型色に直接施してどの程度効果が出るのか試してみます。



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