月刊モデルアート 2015年5月号 レビュー

本日発売の月刊モデルアート2015年5月号です。昨日に続いて模型誌レビュー。

モデルアート 2015年5月号 01

今回の特集は「スカル&ボーンの翼」と銘打ったドクロマーキングの飛行機の特集です。

松本零士漫画に、映画ファイナルカウントダウン、アニメのマクロスを多感な青少年期に経験した我々おっさん世代にとって、あの黒と黄色のコントラストの強いマーキングとコワモテな海賊旗との派手な組み合わは、もはや刷り込みと言っても過言ではないかと思います。実際表紙見ただけで反射的に買っちゃいましたから。


モデルアート 2015年5月号 02
  1. 特集の前説。黒バックに細かい白文字テキストと大きな煽り文・・・モデグラに乗っ取られたのかと思いました。ライターがあさのまさひこ氏だったら完璧だった!
  2. スカル&クロスボーンマーキングの一番人気F-14AトムキャットVF-84機(ハセガワ1/48)。他には現役のF/A-18FスーパーホーネットVFA-103機(ハセガワ1/48)、初代ジョリーロジャースF4U-1AコルセアVF-17機(タミヤ1/32)、 初めて垂直尾翼にあのマーキングを掲げたF-4JファントムVF-84機(アカデミー1/48)が作例として載っています。
  3. そしてそれらの中に「バルキリーですが何か?」と言わんばかりにVF-1S(ハセガワ1/72)がしれっと載せてあるのがポイント(笑)。今さらながら混ざってても違和感ない。
  4. ジョリーロジャース隊の歴史を解説したページ。最初からあのデザインが確立されていたわけでなく、その変貌が分かる歴代マーキングのイラストやジョリーロジャース仕様プラモ製品の一覧ページ付き。


ジョリーロジャース隊は大戦機だったりハイビジカラーの戦闘機なので、どの作例もウェザリングを抑えて小奇麗にそつなくまとめてありまして、先月号の退色をハードに再現した大胆な作例とは対照的でした。個人的にはもうちょっと踏み込んだほうが新鮮で面白いのではと思ったりもしますが、あの鮮やかなマーキングが映える塗装法としては正攻法だと思います。

そしてF-14担当のライターさんが平成生まれと書いてあるのを読んで軽くショック!そりゃ平成も27年だから当然そうなるわなー数日前にTwitterで飛行機模型は若い人の流入がなくて危機という話が出たばっかだけど、育つところではちゃんと育ってるんじゃないの?とか思いました。^^;



特集以外の作例を一部抜粋するとこんな感じ。

モデルアート 2015年5月号 03
  1. 巻頭に7ページに渡って掲載されているタミヤ1/16 10式戦車。ディテールアップを施し油彩で丹念に塗装されています。それに加えてこのサイズともなると精密感だけでなく重量感もあるので、車のカタログのような撮り方と相まって本物だと言われれば本物と信じてしまう質感。
  2. モデグラとネタかぶりでドラゴン1/35ティガーI初期生産型ミハエル・ビットマン仕様。土居雅弘氏の製作だけあってモデグラ版に引けを取らない出来。そしてやはりこのキットがどんなにすごいかを解説してベタ褒め。唯一の弱点がフィギュアで、その修正ポイントも載っています。
  3. ハセガワ1/700天龍・龍田が早くも作例として登場。天龍はアフターパーツなどを使ったディテールアップモデルで、龍田はほぼストレート組み。また模型を使って両艦の違いを検証しており、艦名符字まで解説してるので細部にこだわる人には良記事。
  4. これもモデグラとネタかぶりでフジミ1/700瑞鳳昭和19年。キット同梱の実物大迷彩パターン図を使ってマスキング塗装をする手順を指南しているのも同じですが、さらにリノリウム用マスクの原寸図が載ってる辺りは実用書色の強いモデルアートらしい気遣い。


またその他に、先日発見された戦艦武蔵の映像を現存写真と比較して検証する記事が早速載っていました。さすがにとり急ぎ的な内容でしたが、多分モデルアートならこれを精査して、模型的な視点に変換した特集なりムックなりを後日改めて形にするのではと期待します。



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月刊モデルグラフィックス2015年5月号 レビュー

本日発売の月刊モデルグラフィックス2015年5月号です。

モデルグラフィックス 2015年 05 月号 01

巻頭特集は「タイガー&ドラゴン」と銘打ったドラゴン1/35タイガー戦車の特集。
もくじの前説によると、なんでも去年末に出たドラゴンの新製品「1/35ティガーI初期生産型」がミハエル・ビットマン仕様として決定版で傑作であり、発売されるや否や速攻売り切れとなったりと相当評判が良いそうです。


1/35 WW.II ドイツ軍 ティーガーI 初期生産型 ミハエル・ヴィットマン 【Amazon】


私は生粋の戦車模型の人じゃないので、出来が良いとは聞くけど8000円超えとは強気価格だなくらいにしか意識してなかったんですが、そんなに売れてたのか!

で今回の特集はその新キットを含めたドラゴン製タイガー戦車のいくつかの作例、ビットマンの戦歴と搭乗車両、ドラゴンモデルがどういう会社なのか掘り下げた記事などで構成されています。


モデルグラフィックス 2015年 05 月号 02

  1. ドラゴン新タイガーがどんだけすごいのかを具体的に解説してるページ。高価で部品が多いけど、アフターパーツをフル装備したディテールアップモデルと渡り合える品質を持つとの事で、それなら逆に割安かと。画像の作例は表紙にも使われてる柏葉付騎士十字賞仕様。
  2. その看板作例の製作記。まず三色迷彩を施し、その上から冬期迷彩をして剥がし塗装、ピグメントによるウェザリングという手間暇をかけています。
  3. 最新キットに対して、ドラゴンが初めて出したタイガー戦車である「1/35タイガーI 極初期型」の作例。古いキットにヘアスプレー塗装、Mr.ウェザリングカラーやAKインタラクティブのマテリアルによるウェザリングという最新の塗装法を施してあるのが特徴。こちらも詳しい製作記あり。
  4. 新キットはそのまま作れば普通の初期型指揮車になるため、パッケージアートのS04号車に仕上げるためのチェックポイントが解説されたページ。
  5. キット付属のビットマンフィギュアの塗り方講座。
  6. ガルパンシリーズタイガーを使った西住姉妹が黒森峰隊長・副隊長時代のジオラマ。フイギュアはフルスクラッチ。


これら以外のコンテンツでは、ドラゴン躍進のきっかけとなった日本人設計者・高田裕久氏への当時の回顧録インタビューが、今だから話せる的な内容で興味深かったです。

今回の号は買うかどうかは実際に中身を読んでから検討と思いまして、書店で確認後即購入決定。AFVモデラーでなくてもやっぱりタイガー戦車のような人気アイテムで、しかもエース搭乗車の特集には心が動かされてしまいます。



それと衝撃的だったのがこの特報!

モデルグラフィックス 2015年 05 月号 04


昨日同雑誌の公式ツイッターで第一報が出てたんですが、今度はF-14のマガジンキットを始めるそうな。



誌面で告知された詳細は、
  • 5月25日発売予定の7月号より3号連続で付属。価格は2130円+税となる。
  • ファインモールド製1/72スケール。
  • F-14のバージョンはD型。総パーツ数200点以上。
  • ナノドレッドシリーズレベルの超ディテールがコクピット内に活かされる。
  • アクセスパネルの内部再現が最大の特徴。
  • アクセスパネル、レドーム、キャノピー、エアブレーキは開閉選択式。
  • 7月号同梱部品は機種、ノズルまわり、デカール。どの部隊のデカールになるかは次号発表。
  • 8月号は胴体部分で、9月号は主翼、キャノピー、増槽など。

との事。
次号に分けて情報を小出しにするみたいです。

1/72トムキャットの最新キット、しかも品質は折り紙つきのファインモールド製という事で、個人的には朗報です♪多分嬉々として買うでしょう。

しかしこのマガジンキットは欲しくない人にとっては抱き合わせ商法としか映りませんし、ましてや今回は3号連続と期間が長いですから、以前の零戦や九試単戦の時のようにまた賛否両論で荒れるでしょうなあ。



モデルグラフィックス 2015年 05 月号 [雑誌] 【Amazon】

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隔週刊 世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー レビュー

3月24日に発売される世界の軍艦コレクション2015年4/14号(第58号)巡戦デアフリンガーのレビューです。

世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 01


前々回の空母ベアルン同様ほとんど知らないフネです。
なのでレビューは話半分位の気持ちで読んでください。m(_ _)m



《冊子》

日本のミリオタに縁遠いフネなのか第一次大戦の殊勲艦なのにぐぐっても詳しい解説は特に見つからず、日本版ウィキペディアですら簡潔にまとめられてる程度です。
なので今回の冊子は私にとって最も詳細な解説本となりました。

世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 02 世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 03 世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 04

第二章のタイトルになっている「鉄の犬」というのはデアフリンガーの愛称で、ユトランド沖海戦で21発も命中弾を食らっても沈まなかった事から付けられたそうです。またそんな強靭なデアフリンガーがそれだけの砲火を浴びる事になった要因のひとつであるドイツ海軍暗号の解読のコラムも載っていたりで面白い内容でした。




《1/1100ダイキャストモデル》

1916年仕様とされていますが、この年は5~6月にユトランド沖海戦が勃発してデアフリンガーは海戦後10月まで改装修理を受けており、一口に1916年といっても2つの異なる姿が存在するようです。

世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 05

世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 06

世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 07

世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 08

世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 09

世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 10

《製品の感想》
  • 約20cmと戦艦同等の大きさで、価格からのお買い得感はある。
  • 海戦後の改装により三脚檣に換装され防雷網を撤去とされているが、それら両方が装備されている。
  • スクリューは3枚羽根とあるのに4枚ある。
  • 特徴である艦首のシアーの表現が弱い。
  • 組み立て品質は良好。
  • 塗装品質は個体差かもしれないが、最近の物にしてはあまりよろしくなかった。(一番主砲塔天蓋の識別塗装が側面や砲身にはみ出してる。四番主砲塔バーベットにまでデッキ色がまわりこんでる。前部マスト黒塗装基部に塗り残しがある。)

三脚檣になっており、主砲塔に測距儀が付いてる事、甲板上の8門の小径砲の形が前後で差別化されている事(前4門:対空砲 後ろ4門:対魚雷艇砲)から、この模型は改装後の姿を再現したものと思われます。でもそれなら舷側に防雷網があるのはおかしいですね。目立つ箇所だけにこの考証間違いは痛い・・・比較的良作の多い外国艦でここまでの凡ミスは珍しいです。
もし修正するとしたら、防雷網はダイキャスト製船体と一体成型ですから削り落とすのは骨が折れる作業となるでしょう。なので主砲測距儀を切り取り、前檣楼を単脚に改造して改装前仕様にしたほうが楽かもしれません。

あとディテールアップですが知識の乏しい艦なのと、先週からひいた風邪を長引かせてしまい、この一週間色んな作業をため込んでしまったためすみませんがお休みします。


さて次回59号は軽巡川内です。

世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 11

5500トン型軽巡は第33号の長良の時に、リノリウム張り甲板を木張りという大ポカをやっているだけに、今度はその面目躍如を願いたいです。


世界の軍艦コレクション 第58号 巡戦 デアフリンガー 12
世界の軍艦コレクション全国版 2015年 4/14 号 [雑誌] 【Amazon】

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プラッツ、ファインモールドのガルパン戦車シリーズにタミヤがOEM供給発表

先日の3月15日に開催された大洗海楽フェスタにおいて、アニメ「ガールズ&パンツァー」の新たなプロジェクトがいくつか発表されまして、それらの中のひとつにガルパン劇中に登場するすべての戦車のプラモキット化を目指す計画をスタートさせるという物があり、そこにタミヤも一枚絡む事が決まったそうです。
ただタミヤのブランドでガルパンシリーズが新たに出るのではなく、部品のOEM供給という形で現状のプラッツ、ファインモールドから発売されるとの事。

この第一報は現地からのTwitterで瞬時に拡散されましたが、勘違いからタミヤがガルパンでキャラ物に参戦する!新金型のⅣ号戦車が出る!といった誤報が出回り、そのまままとめサイトに載せられてさらに広まったりとちょっとした混乱があったようです。






そんなわけで然るべき筋からの正式発表を待っていたところ、昨夜ガルパン公式ブログにおいて大洗海楽フェスタでの告知情報のまとめなる記事がアップされました。

ガルパン公式ブログ 画像01
劇場版公開日など、「大洗 海楽フェスタ」 告知情報まとめ!ガールズ&パンツァー 公式ブログ 2015/03/17 22:29



プラモに関する発表は、記事の中段よりやや下くらいに記載されていました。

ガルパン公式ブログ 画像02

☆アニメ「ガールズ&パンツァー」に登場した戦車全種類をキットでフルライン ナップを目指す!と言うプロジェクトが始動します。これまでガルパン戦車キッ トをリリースして来たプラッツ様とファインモールド様に加え、タミヤ様をはじめとする各国のプラモメーカー様がキットを供給、プラッツもしくはファインモールドとして「ガルパン」仕様パッケージで発売します。これにより「ガルパン」に登場した全戦車のラインナップを目指します。

なお、劇場版に登場する戦車も順次リリースを予定しています。 ご期待ください。
(本文のまま)


これによるとタミヤ以外も、該当の戦車キットを持つ模型メーカーと提携を進めていくようですね。


正直なところ、ガルパンブームはプラモ的には燃え上がり方が尋常じゃなかった分だけもっと早く参加してくれれば感は否めないんですが、それでも今冬に新作映画が控えてたりと息の長いコンテンツになったので、模型も以前のようにはいかないにしても、ゆるやかに売れる製品を目指してもう一花咲かしてくれればと思います。



映画PVを見るにクルセーダー巡航戦車が新たに登場しているので、やっぱりタミヤのパイプでイタレリ製の1/35を出すのかな?

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隔週刊 世界の軍艦コレクション 1/1100 重巡 筑摩 ディテールアップ

前回レビューした世界の軍艦コレクション第57号の1/1100筑摩に簡易ディテールアップを施しました。


世界の軍艦コレクション 第57号 重巡筑摩 ディテールアップ 01

世界の軍艦コレクション 第57号 重巡筑摩 ディテールアップ 02

世界の軍艦コレクション 第57号 重巡筑摩 ディテールアップ 03

世界の軍艦コレクション 第57号 重巡筑摩 ディテールアップ 04

世界の軍艦コレクション 第57号 重巡筑摩 ディテールアップ 05

世界の軍艦コレクション 第57号 重巡筑摩 ディテールアップ 06

《手を入れた個所》
  • 艦首菊花紋章のモールドを削り落とし、プラ材で作り直し。
  • 艦橋、煙突の合わせ目消し。
  • クレーンなど目立つ部分のパーティングライン消し。
  • 前部マスト上部の斜めヤードの取付位置を修正して真鍮線で作り直し。
  • 艦橋前の機銃スポンソン支柱追加。
  • 艦橋前缶室吸気路の形状を逆ハの字に修正。
  • 吹き抜け構造部を黒ベタ処理。
  • そしてマスト、クレーン、航空甲板スロープなどトラス構造省略箇所を塗装で再現。
  • 煙突後ろの探照灯小さすぎるので作り直し。
  • 水上機、ボート類リペイント。自作日の丸デカール追加。
  • 後部マスト黒塗り部修正。
  • モールド各部にスミ入れとハイライト入れ。
  • つや消しコート。
  • スクリューをリペイント。
  • 探照灯にミラーフィニッシュ貼り付け。
  • 自作艦これホログラムステッカーをディスプレイベースに貼る。(作り方はこちら)


レビューでは悪くない製品と評価しましたが、以前ディテールアップした利根に近いレベルに合わせたため、結局全分解となりました。張り線以外はほとんど同じ仕様です。


世界の軍艦コレクション 第57号 重巡筑摩 ディテールアップ 07

利根と並べてみました。

こないだ同型艦コンプリートした古鷹・青葉型重巡、扶桑型戦艦に比べると、この両艦はだいぶデザインの共通性が見られます(でも同じじゃないです)。これでリノリウムが同じ色だったらなお良かったですねえ。リペイントも考えましたが、そこまでやると製作期間が1週間で済まなくなるので…

ちなみに利根のディテールアップ画像はこちら。




Amazonはマケプレ業者のボッタ価格になってたよ。

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