月刊モデルグラフィックス 2010年 02月号 ブックレビュー
2月号のモデグラはAFV特集。
“AFVモデル基本の「き」 ~いまさら聞けない35の質問~”と銘打ったQ &A形式のハウツー物です。
AFVは自分の守備範囲外なんですが、今夏に城プラモの作例依頼を請けてからはウェザリングやジオラマワークの知識ももっと欲しいと思うようになったので買ってみました。
今回の特集は現在主流となっている塗装技法やマテリアルの紹介を全面に押し出した最新の情報なので、ドライブラシ全盛の時代からAFVテクの知識が上書きされていない私にとって、ピグメントによるウェザリングやフィルタリング専用剤の存在など勉強になりましたね。
本誌によるとAFVのウェザリング技法はこの10年ほどで相当進化しているそうで、「いまさら聞けない~」てなんだか自分の事を言われてるようで耳が痛いです。
さらに私的に今回その巻頭特集以上にインパクトがあったのが、昔の東宝映画「連合艦隊」のメイキング特集。
当時話題になった自力航行できる1/20戦艦大和や、空母端鶴のミニチュアの撮影写真などが4ページに渡って掲載されています。
この記事読んで初めて知りましたが、連合艦隊ってブルーレイで11月にリリースされていたんですね。しかも大人の事情で過去のソフト化ではカットされていた「トラ・トラ・トラ!」の流用シーンが復活した当時の「劇場公開版」の姿でです。またそのDVD版も1月下旬に発売予定。
・ 連合艦隊・東宝特撮Blu-rayセレクション公式サイト(製品の詳細説明)
・ 連合艦隊<劇場公開版> [Blue-ray] 【発売中・Amazon】
・ 連合艦隊<劇場公開版> [DVD] 【1月下旬発売・Amazon】


【映像・音声特典】
特報・劇場予告編/日本ニュース:81年3号「よみがえった戦艦大和」,81年7号「散華を描く」/製作発表会/特撮未使用シーン/『連合艦隊』資料(一部静止画)/オーディオ・コメンタリー松林宗恵監督(聞き手:樋口真嗣)
連合艦隊は、大和といえばヤマトをイメージしていた当時高校生の私を軍オタの世界に引きずり込んだ張本人であり、お気に入りの映画のひとつです。そして主役の大和よりむしろ端鶴のほうが劇中で活躍していたところが今の私の空母好きに繋がってるわけでして。(特に中鉢二等兵のエピソードは泣けた)
せっかくなのでBDで欲しいけどプレーヤーもハイビジョンテレビもまだ持ってない・・・さすがにそこまで一気に投資できんので自分はDVD一択ですね。まあこっちも特典映像付いてるみたいなので良いか。
※追記:大和つながりで、フジミ1/500大和がアマゾンで49%引き
↓
一気に売れて一日で33%引きに戻りました。
今度はオプションパーツフルセットの宮沢模型オリジナル
↓
残3点まで掃けて29%引きに復帰。(1月6日現在)

他の記事としてはけいおん!エボXの綺麗なドレスアップ仕様の作例が載ってました。デカールの窓にかかる部分のキワの処理がすばらしく、とても参考になります。

ちょうど昨日あみあみから予約していたけいおん!エボXのVer.2が届きまして、結局Ver.1とVer.2両方コンプとなりました。勢いって怖いなー。
・ Model Graphix (モデルグラフィックス) 2010年 02月号 【Amazon】


「ガンプラEXPO in 大阪」レポート
アップが今頃になりましたが、先週19~25日に大阪梅田の阪神百貨店で開催された「ガンプラEXPO in 大阪」を見てきました。
初日は押し合い圧し合いの大混雑だったようですが、このときは平日のアフター5だったのでわりと楽に見ることができました。
以下その様子を簡単にレポート。
《入場口》
等身大のガンダムとザクが入場者をお手迎え。

《ファクトリーゾーン》
入場して最初のコーナー。
ガンプラのラインナップや製造過程の解説、HGガンダムの金型、静岡のバンダイホビーセンターの模型や制服の展示など。私はここが一番面白かったです。



《ヒストリーゾーン》
ガンプラの各シリーズが展示。膨大な数が展示されておりすべては載せきれないのでそれらの一部をアップ。
私はやっぱりガンプラブーム当時の旧シリーズが懐かしくて良かったです。というより最初のガンダム以外マトモに見たシリーズがないのでよくわからんというのが本音だったりして。





《ジオラマゾーン》
巨大ジオラマが飾られていました。「ジャブロー降下作戦」と「最終決戦」。もう一つ「ガンダム大地に立つ」もあったのですが、なぜかそれだけ撮影禁止でした。
右下の画像はガンプラEXPO限定モデルの見本。この後のスペシャルショップゾーンで買わせるための巧妙な手口ですね。(笑)


《スペシャルショップゾーン》
最後のコーナーは物販でした。壁一面がすべてガンプラEXPO限定モデル。どんだけ入荷しとんねん!
それでもすで人気アイテムは売り切れ状態。みんなそんなに透明なガンプラが好きなのか?しっかりオクで転売されてるけど。

時間帯と場所柄のせいか、入場者は一見してオタな風貌の人だけでなく学生や仕事帰りのサラリーマン、カップルも多く、ガンプラ買って帰るOLさんとかもちょこちょこいて、ホビーイベントとしてはなんだか見慣れない光景でしたね。
あとやっぱ入場者の年齢層が若いなー。10~40代くらい。スケールモデラーとの年齢差を感じました。
《外部リンク》
・ 限定モデル求め長蛇の列-梅田で「ガンプラEXPO」始まる /大阪 (Yahoo!ニュース 12/19)

初日は押し合い圧し合いの大混雑だったようですが、このときは平日のアフター5だったのでわりと楽に見ることができました。
以下その様子を簡単にレポート。
《入場口》
等身大のガンダムとザクが入場者をお手迎え。



《ファクトリーゾーン》
入場して最初のコーナー。
ガンプラのラインナップや製造過程の解説、HGガンダムの金型、静岡のバンダイホビーセンターの模型や制服の展示など。私はここが一番面白かったです。










《ヒストリーゾーン》
ガンプラの各シリーズが展示。膨大な数が展示されておりすべては載せきれないのでそれらの一部をアップ。
私はやっぱりガンプラブーム当時の旧シリーズが懐かしくて良かったです。というより最初のガンダム以外マトモに見たシリーズがないのでよくわからんというのが本音だったりして。















《ジオラマゾーン》
巨大ジオラマが飾られていました。「ジャブロー降下作戦」と「最終決戦」。もう一つ「ガンダム大地に立つ」もあったのですが、なぜかそれだけ撮影禁止でした。
右下の画像はガンプラEXPO限定モデルの見本。この後のスペシャルショップゾーンで買わせるための巧妙な手口ですね。(笑)






《スペシャルショップゾーン》
最後のコーナーは物販でした。壁一面がすべてガンプラEXPO限定モデル。どんだけ入荷しとんねん!
それでもすで人気アイテムは売り切れ状態。みんなそんなに透明なガンプラが好きなのか?しっかりオクで転売されてるけど。




時間帯と場所柄のせいか、入場者は一見してオタな風貌の人だけでなく学生や仕事帰りのサラリーマン、カップルも多く、ガンプラ買って帰るOLさんとかもちょこちょこいて、ホビーイベントとしてはなんだか見慣れない光景でしたね。
あとやっぱ入場者の年齢層が若いなー。10~40代くらい。スケールモデラーとの年齢差を感じました。
《外部リンク》
・ 限定モデル求め長蛇の列-梅田で「ガンプラEXPO」始まる /大阪 (Yahoo!ニュース 12/19)
「タモリ倶楽部・城プラモ特集」を遅ればせながら見た
先週の18日に関東地方で放送されたタモリ倶楽部の城プラモ特集ですが、私の住む関西での放送は来年の8日になるため待ち遠しく思っていたところ、出演された岸川靖さんがご親切に録画DVD-Rを送ってきてくれました。
※訂正:関西地方の放送日は、1月18日25時36分(1/19 AM01:36)ABC朝日放送になるようです。
そんなわけで関東をはじめ放送終了エリアの人達には遅ればせながら、関西をはじめ放送前エリアの人達にはフライングでタモリ倶楽部を見ることができました。
(以降ネタバレです。)
---------------------------------------------------------------
タモリ倶楽部
「平成の太田道灌を発見! 城プラモデルの雄・童友社を攻城!!」
(2009/12/18テレビ朝日放送分)
出演者/タモリ 安齋肇
ゲスト/藤波辰爾 ビビる大木
司会/勝田和宏
---------------------------------------------------------------
内容はタモリとゲスト一同が童友社を訪れ、そこで3名のモデラーの解説により精巧に作られた城プラモ作品の数々を皆で拝観するというもの。ちなみに藤波辰爾は城マニア、ビビる大木は歴史マニアとして芸能界でよく知られてるそうです。

番組では放送日当日発売された城プラモ本「築城指南書」がしょっぱなから紹介され、掲載されているいくつかの作品がそこに持ち込まれていました。解説はこの本の編集にも関わった岸川さん。
それぞれ素組み完成品と並べてみて、その仕上がりの差にゲスト一同感心しまくり!

中盤はリューターによる石垣彫りにタレント3名が挑戦!でも手先が器用そうなタモリでさえ苦戦しており、自分がこの本の作例を担当した1/144熊本城で初めてやったときには案外なんとかなるもんだねという感想でしたが、普通の人の感覚じゃやっぱかなり難しいのかなあ。
後半はさらに濃い超絶作品の数々を、製作者のモデラーさん2名の解説で拝観。虫眼鏡でも追いきれないような細かい作り込みに皆絶句でした。無論DVD見てた自分も絶句!
これら超絶作品のうち最後に紹介された高知城は「築城指南書」に掲載されています。
にしても今回の出演者のメンツ、
話を広げられない藤波辰爾と「歴史に弱い」という勝田アナ、「実は城の事はよくわかりません」という営業畑出身の童友社専務さんの三人が終始ボケまくりで、ビビる大木はツッコむのに孤軍奮闘大忙しでした。
特に童友社の専務さんはいじられどころ満載な方で、素人なのに序盤~中盤のおいしい部分をほとんど独り占めでしたね。(笑)
放送は一般向けバラエティとしても模型番組としてもメチャ面白かったです!
笑えて眼福でためになりました。
まだ放送前の地域の方はオンエアお楽しみに♪
《サイト内関連ページ》
・ ブックレビュー / 築城指南書 (ツールレビュー「書籍」の項目内)
・ 築城指南書―日本の城郭プラモデルの作り方 【Amazon】
※訂正:関西地方の放送日は、1月18日25時36分(1/19 AM01:36)ABC朝日放送になるようです。
そんなわけで関東をはじめ放送終了エリアの人達には遅ればせながら、関西をはじめ放送前エリアの人達にはフライングでタモリ倶楽部を見ることができました。
(以降ネタバレです。)
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タモリ倶楽部
「平成の太田道灌を発見! 城プラモデルの雄・童友社を攻城!!」
(2009/12/18テレビ朝日放送分)
出演者/タモリ 安齋肇
ゲスト/藤波辰爾 ビビる大木
司会/勝田和宏
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内容はタモリとゲスト一同が童友社を訪れ、そこで3名のモデラーの解説により精巧に作られた城プラモ作品の数々を皆で拝観するというもの。ちなみに藤波辰爾は城マニア、ビビる大木は歴史マニアとして芸能界でよく知られてるそうです。

番組では放送日当日発売された城プラモ本「築城指南書」がしょっぱなから紹介され、掲載されているいくつかの作品がそこに持ち込まれていました。解説はこの本の編集にも関わった岸川さん。
それぞれ素組み完成品と並べてみて、その仕上がりの差にゲスト一同感心しまくり!

中盤はリューターによる石垣彫りにタレント3名が挑戦!でも手先が器用そうなタモリでさえ苦戦しており、自分がこの本の作例を担当した1/144熊本城で初めてやったときには案外なんとかなるもんだねという感想でしたが、普通の人の感覚じゃやっぱかなり難しいのかなあ。
後半はさらに濃い超絶作品の数々を、製作者のモデラーさん2名の解説で拝観。虫眼鏡でも追いきれないような細かい作り込みに皆絶句でした。無論DVD見てた自分も絶句!
これら超絶作品のうち最後に紹介された高知城は「築城指南書」に掲載されています。
にしても今回の出演者のメンツ、
話を広げられない藤波辰爾と「歴史に弱い」という勝田アナ、「実は城の事はよくわかりません」という営業畑出身の童友社専務さんの三人が終始ボケまくりで、ビビる大木はツッコむのに孤軍奮闘大忙しでした。
特に童友社の専務さんはいじられどころ満載な方で、素人なのに序盤~中盤のおいしい部分をほとんど独り占めでしたね。(笑)
放送は一般向けバラエティとしても模型番組としてもメチャ面白かったです!
笑えて眼福でためになりました。
まだ放送前の地域の方はオンエアお楽しみに♪
《サイト内関連ページ》
・ ブックレビュー / 築城指南書 (ツールレビュー「書籍」の項目内)
・ 築城指南書―日本の城郭プラモデルの作り方 【Amazon】

ボークスホビースクエア京都のオープニングセレモニーに行ってきた。
関西ローカルなネタですが、ボークスホビースクエア京都がオープンとなりました。
http://www.volks.co.jp/jp/hs/hs_kyoto.html(ホビースクエア京都の案内)
私のボークスとの出会いはかれこれ25年かそれより前のまだ高校生の頃でして、今でこそ全国展開の企業ですが当時は京都の今出川に2店舗、長岡京と小倉に各1店舗構える洋プラに強い模型屋さんでした。
私はその頃MPC社のスターウォーズのキットにハマッており、高校生の小遣いで大阪から京都まではそうそう通えないのでここの通販部をよく利用して購入してたのです。(サービスで塗料が付いてきたので)
当時通販を利用していたときに同封されていたチラシ。
しばらくしてなんと地元に大阪初のボークスのお店が出来まして、欲しいものがなんでも揃うすごいプラモ屋がこんな下町にやってきたと有頂天でした。店に飾ってある完成品もその辺の模型店の物とは格が全然違っており、初めてナマで見る「プロの作品」に心を奪われました。
エアブラシを初めて買ったのもボークスでして、「永久保証書」なんていう自社独自の保証制度があったり、塗装やメンテの方法なども初代店長さんに親切丁寧に教えていただきました。(このとき買ったPC-101は去年まで現役でした。)
ボークスは当時すでにエアブラシやリューターを模型用として普及させようという提案を他社に先駆けて積極的に展開しており、現状を見るとその先見性は確かなものだったと言えます。
当時のモーターツール事業部のパンフ。今見るとわかるけどプロクソンのOEMみたい。
その後ボークスはプラモ屋からガレキメーカーへと変貌し、さらにはドール関係へとすっかり別の方向へ進んだのでそういう部分では縁遠くなりましたが、それでもツール・マテリアルが充実してたのでそのお店が数年前に撤退するまで利用し続けました。最後までホントに良いお店でして、難を言えば異動が多いので店長さんがコロコロ変わり、馴染みが長く続かないというところでしょうか。
そんなわけでボークスは私にとってちょっとばかり特別な存在なのです。
なので数年前からスケールモデルに再度参入し、大阪と東京にその拠点のホビースクエアを構えたのは嬉しい事でした。
さて前置きが長くなりましたが、そのボークスが発祥の地の京都にもホビースクエアを構えることになり、初日にオープニングセレモニーを行うと聞いてましたので見に行ってきました。
ビルでけえええ!!!
一体どちらの上場企業様ですか?
このビルのワンフロアをテナント借りとかそういう話じゃなくて、これ全部がボークスの社屋です。
実はこれ一時期世間を騒がせたあの元ロプロ(日栄)ビルでして、そこがまさかボークスになるとは夢にも思わなんだ。
【売買】ロプロ、京都の旧本店をフィギュアメーカーに売却(日経不動産マーケット情報)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/nfm/news/20090709/533921/
ちゃんと表札が掲げられている。
入口。
私が着いたのは11時半ごろでして、開店一番の客ははけた後だったようです。
オフィスビルですから入ってすぐにロビーがあり、画像奥に見えるカウンターで先着1000名にアンケートに答えるとプラモデルをプレゼントしてました。
景品用なので正直期待してなかったのですが、意外にも後ろに山ほど積んであるプラモにはスケールモデルからガンプラまで2000~3000円位の売れ線の物が結構ありまして、どれでも良いから選んでくださいというので、私はアオシマのコペンをいただきました。
太っ腹だなー!
これだけで電車賃チャラだ。
で店内はロビーを含めて残念ながら撮影禁止。
雑誌社の取材が来ていたようなので、そのうちどこかのホビー誌とか自社の公式サイトに載るでしょうから、それちらをご覧ください。
追記: 公式ブログで当日の様子更新されました。(12/21)
・ ボークスホビースクエア京都、オープンしました!!!(ボークスホビー企画室)
ロビーはボークス製品やプラモデル完成品のギャラリーになっており、ショーケースに美しい完成品がたくさん並んでいて皆見入ってました。
で私が気になっていたのが、来年1月に発売される自社製インジェクションキットの1/32震電。
http://www.zoukeimura.co.jp/products/sws01_shinden_cl.html(造形村・震電特設ページ)
ロビーの専用のショーケースに7~8機ほどの光造形試作や未塗装、彩色済みの試作品が並んでました。設計や品質はタミヤの零戦を相当研究したなと思いました。それくらい良く出来てたということです。
担当の人にお願いしてパーツを触らせてもらったところプラの質は柔らかく、これは洋プラが好きな社長の意向が入っているとの事。エッチングパーツの開発も進行中だそうです。
さてロビーを抜けると奥にホビースクエアの店舗があり、一階は鉄道模型、二階がプラモデルとフィギュア、ドールの売り場になってました。特にスケールモデルとツール・マテリアルがかなり充実しており、どちらも輸入商品が多いのが他の大手ホビーショップとの差でして、昔の洋プラ屋さんだった頃のボークスらしさが出ていました。中でも塗料関係が凄い!スケールモデルはみんな25%引き。
あと先週JMC大阪で展示されていたハセガワのアイマス機の完成見本4種類すべてが貸し出され展示されていました。一週間後にまたお目にかかれるとはね。
そのうちロビーでオープニングセレモニーが行われるというので出てみたら、寿司や軽食、ソフトドリンクに菓子が立食パーティ形式で皆に振舞われており(なんという大盤振舞い!)、重田社長が壇上で挨拶をしていました。
途中参加だったので最初から聞けなかったのですが、社長さんの話は大体こんな感じだったかと。
その後店長さんの挨拶がありましたが、なんと以前私の地元にあった店の店長さんでした!その姿を見るのはもう10数年ぶりでしたので、懐かしく思ってセレモニー後に挨拶しました。
軽い視察のつもりがプラモデルをタダで貰い、その上寿司までご馳走になっては手ぶらでは帰れませんから、かさばらない物をとマテリアル関係を5~6千円分ほど買い物したところ、今度はレジで特性の研磨クロスをオマケに付けてくれました。
嬉しいけどコレ貰えるんだったらMr.ラプロス買わなきゃ良かった・・・
その後の予定もあったのでこれで店を後にしたのですが、感想としては建物の設計や立地的に一見さんがフラリと入りにくいように感じるところもありますけど、これで京都のモデラーは大阪へ買出しに行く必要がなくなるほどの品揃えの店ですし、せっかくボークスがこうして故郷に錦を飾ったのだからぜひ繁盛して欲しいです。
そして最寄り駅への帰り道、先週JMC大阪でご挨拶した艦船模型の部屋の管理人、まいど!さんと偶然バッタリ出くわしました。
世の中狭いわー!
《外部リンク》
・ ボークス
・ 造形村

http://www.volks.co.jp/jp/hs/hs_kyoto.html(ホビースクエア京都の案内)
私のボークスとの出会いはかれこれ25年かそれより前のまだ高校生の頃でして、今でこそ全国展開の企業ですが当時は京都の今出川に2店舗、長岡京と小倉に各1店舗構える洋プラに強い模型屋さんでした。
私はその頃MPC社のスターウォーズのキットにハマッており、高校生の小遣いで大阪から京都まではそうそう通えないのでここの通販部をよく利用して購入してたのです。(サービスで塗料が付いてきたので)

当時通販を利用していたときに同封されていたチラシ。
しばらくしてなんと地元に大阪初のボークスのお店が出来まして、欲しいものがなんでも揃うすごいプラモ屋がこんな下町にやってきたと有頂天でした。店に飾ってある完成品もその辺の模型店の物とは格が全然違っており、初めてナマで見る「プロの作品」に心を奪われました。
エアブラシを初めて買ったのもボークスでして、「永久保証書」なんていう自社独自の保証制度があったり、塗装やメンテの方法なども初代店長さんに親切丁寧に教えていただきました。(このとき買ったPC-101は去年まで現役でした。)
ボークスは当時すでにエアブラシやリューターを模型用として普及させようという提案を他社に先駆けて積極的に展開しており、現状を見るとその先見性は確かなものだったと言えます。

当時のモーターツール事業部のパンフ。今見るとわかるけどプロクソンのOEMみたい。
その後ボークスはプラモ屋からガレキメーカーへと変貌し、さらにはドール関係へとすっかり別の方向へ進んだのでそういう部分では縁遠くなりましたが、それでもツール・マテリアルが充実してたのでそのお店が数年前に撤退するまで利用し続けました。最後までホントに良いお店でして、難を言えば異動が多いので店長さんがコロコロ変わり、馴染みが長く続かないというところでしょうか。
そんなわけでボークスは私にとってちょっとばかり特別な存在なのです。
なので数年前からスケールモデルに再度参入し、大阪と東京にその拠点のホビースクエアを構えたのは嬉しい事でした。
さて前置きが長くなりましたが、そのボークスが発祥の地の京都にもホビースクエアを構えることになり、初日にオープニングセレモニーを行うと聞いてましたので見に行ってきました。

ビルでけえええ!!!
一体どちらの上場企業様ですか?
このビルのワンフロアをテナント借りとかそういう話じゃなくて、これ全部がボークスの社屋です。
実はこれ一時期世間を騒がせたあの元ロプロ(日栄)ビルでして、そこがまさかボークスになるとは夢にも思わなんだ。
【売買】ロプロ、京都の旧本店をフィギュアメーカーに売却(日経不動産マーケット情報)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/nfm/news/20090709/533921/

ちゃんと表札が掲げられている。

入口。
私が着いたのは11時半ごろでして、開店一番の客ははけた後だったようです。
オフィスビルですから入ってすぐにロビーがあり、画像奥に見えるカウンターで先着1000名にアンケートに答えるとプラモデルをプレゼントしてました。
景品用なので正直期待してなかったのですが、意外にも後ろに山ほど積んであるプラモにはスケールモデルからガンプラまで2000~3000円位の売れ線の物が結構ありまして、どれでも良いから選んでくださいというので、私はアオシマのコペンをいただきました。

太っ腹だなー!
これだけで電車賃チャラだ。
で店内はロビーを含めて残念ながら撮影禁止。
雑誌社の取材が来ていたようなので、そのうちどこかのホビー誌とか自社の公式サイトに載るでしょうから、それちらをご覧ください。
追記: 公式ブログで当日の様子更新されました。(12/21)
・ ボークスホビースクエア京都、オープンしました!!!(ボークスホビー企画室)
ロビーはボークス製品やプラモデル完成品のギャラリーになっており、ショーケースに美しい完成品がたくさん並んでいて皆見入ってました。
で私が気になっていたのが、来年1月に発売される自社製インジェクションキットの1/32震電。

http://www.zoukeimura.co.jp/products/sws01_shinden_cl.html(造形村・震電特設ページ)
ロビーの専用のショーケースに7~8機ほどの光造形試作や未塗装、彩色済みの試作品が並んでました。設計や品質はタミヤの零戦を相当研究したなと思いました。それくらい良く出来てたということです。
担当の人にお願いしてパーツを触らせてもらったところプラの質は柔らかく、これは洋プラが好きな社長の意向が入っているとの事。エッチングパーツの開発も進行中だそうです。
さてロビーを抜けると奥にホビースクエアの店舗があり、一階は鉄道模型、二階がプラモデルとフィギュア、ドールの売り場になってました。特にスケールモデルとツール・マテリアルがかなり充実しており、どちらも輸入商品が多いのが他の大手ホビーショップとの差でして、昔の洋プラ屋さんだった頃のボークスらしさが出ていました。中でも塗料関係が凄い!スケールモデルはみんな25%引き。
あと先週JMC大阪で展示されていたハセガワのアイマス機の完成見本4種類すべてが貸し出され展示されていました。一週間後にまたお目にかかれるとはね。
そのうちロビーでオープニングセレモニーが行われるというので出てみたら、寿司や軽食、ソフトドリンクに菓子が立食パーティ形式で皆に振舞われており(なんという大盤振舞い!)、重田社長が壇上で挨拶をしていました。
途中参加だったので最初から聞けなかったのですが、社長さんの話は大体こんな感じだったかと。
- 自分は飛行機が好きでプラモ屋を始めた。最初はすごく小さな店だった。
- プラモだけでは食っていけなくなったのでガレキやドールを始めた。そしてこの京都で再びプラモ屋をやる念願が叶った。
- この本社ビルは1-2Fはショップ、3-6Fはオフィス、最上階7Fは特大のイベント用スペースとなっている。
- 磨いた技や作品は地に埋もれさせないで後世に伝承して欲しい。そのためにボークスはショールーム展示やセミナー等で協力する用意がある。
- 震電は飛行機のプラモを作ったのではなく、プラスチックで飛行機を作ったつもり。製作用と保存用に2つ買って欲しい。できれば3つ買って欲しい(笑)。
- 震電の後は6作開発が進行してる。1/32が4つ1/48が2つ(うら覚え)。それは日本機だけではない。
- 限定生産品が多いのはそこまで潤沢な資金繰りが出来ないため。勘弁して欲しい。
- 笑われるかもしれないけど、死ぬまでに叶えたい夢は京都に羅生門を復元する事。
その後店長さんの挨拶がありましたが、なんと以前私の地元にあった店の店長さんでした!その姿を見るのはもう10数年ぶりでしたので、懐かしく思ってセレモニー後に挨拶しました。
軽い視察のつもりがプラモデルをタダで貰い、その上寿司までご馳走になっては手ぶらでは帰れませんから、かさばらない物をとマテリアル関係を5~6千円分ほど買い物したところ、今度はレジで特性の研磨クロスをオマケに付けてくれました。

嬉しいけどコレ貰えるんだったらMr.ラプロス買わなきゃ良かった・・・
その後の予定もあったのでこれで店を後にしたのですが、感想としては建物の設計や立地的に一見さんがフラリと入りにくいように感じるところもありますけど、これで京都のモデラーは大阪へ買出しに行く必要がなくなるほどの品揃えの店ですし、せっかくボークスがこうして故郷に錦を飾ったのだからぜひ繁盛して欲しいです。
そして最寄り駅への帰り道、先週JMC大阪でご挨拶した艦船模型の部屋の管理人、まいど!さんと偶然バッタリ出くわしました。
世の中狭いわー!
《外部リンク》
・ ボークス
・ 造形村
アルプスMD-5500の販売がついに終了!
ショッキングな知らせです。
アルプス電気からマイクロドライプリンタ「MD-5500」の販売を2010年5月いっぱいで終了すると発表がありました。
・ MD-5500販売終了のお知らせ(ALPS ウエブサイト)
いつかこの日がくるとは思ってましたが、我々モデラーにとって唯一無比のプリンターで最後の砦だったMD-5500がついに・・・
サプライ品の供給と修理は当面継続とありますが、それもいつまで続けてくれることやら。
いつかMD-5500買おうと思ってい人はあと半年しかありませんから、さっさと買っておいたほうが良さそうですね。
うーん残念。
《外部リンク》
・ アルプス MD-5500
・ 電即納(アルプス MD-5500直販サイト)
アルプス電気からマイクロドライプリンタ「MD-5500」の販売を2010年5月いっぱいで終了すると発表がありました。
・ MD-5500販売終了のお知らせ(ALPS ウエブサイト)
いつかこの日がくるとは思ってましたが、我々モデラーにとって唯一無比のプリンターで最後の砦だったMD-5500がついに・・・
サプライ品の供給と修理は当面継続とありますが、それもいつまで続けてくれることやら。
いつかMD-5500買おうと思ってい人はあと半年しかありませんから、さっさと買っておいたほうが良さそうですね。
うーん残念。
《外部リンク》
・ アルプス MD-5500
・ 電即納(アルプス MD-5500直販サイト)