エスワンフォー 1/144 空母アドミラル・クズネツォフ ジオラマデッキベース レビュー

以前ダイキャスト完成品の1/144 Su-27とSu-33をレビューした模型メーカーエスワンフォーから、それらを飾るための空母アドミラル・クズネツォフの飛行甲板ジオラマベースの見本が先日送られてきました。
発売は11月上旬→中旬以降に変更(詳細は下記の追記欄参照)


エスワンフォー 1/144 空母アドミラル・クズネツォフ ジオラマデッキベース 01

当初の予定では今年の春に発売予定だったのが度重なるチェックで延期になり、今回ようやく発売に漕ぎ着けたのだとか。

ロシア空母の飛行甲板なんて個人製作の一品モノならいざ知らず、量産された工業製品で初めてみました。
と思っていたんですが、中国版なら今年4月にトランペッターからインジェクションキットで出てたんですねえ。発売延期になってる間に先を越された形になります。



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ただスケール違いと組立塗装済み完成品という差はありますので、ガチの競合とはならないかと。主観ながら世界の軍艦コレクションのレビュー長らく担当しててわかったのですが、プラモと完成品のユーザーは意外にもあんまりかぶっていません。



エスワンフォー 1/144 空母アドミラル・クズネツォフ ジオラマデッキベース 02

パッケージデザインは、フランカー本体と同じ流れのアルファベットロゴと図面を基調とした物ですが、化粧箱の作り自体は雑誌の付録用みたいな簡易な物に改められています。裏には製品の特長が記載されており、単なる空母甲板の形のディスプレイベースではなく、甲板表面に埋め込まれた各誘導灯が点くLED電飾と、ジェット・ブラスト・ディフレクターが開閉するギミックを持っています。
※ここの製品解説欄は製品版で変更になります。詳細は下記の追記欄参照。



エスワンフォー 1/144 空母アドミラル・クズネツォフ ジオラマデッキベース 03

測ってみると、縦37cm x 横26cm x 高さ2cmで、ほぼB4サイズ。ジオラマベースとしてはわりと一般的な大きさで、そんなに場所をとりません。大型の現用機用とはいえ1/144スケールですからね。

Su-33は別売りなので、別途調達する必要があります。


 
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67番機、81番機両方とも初回ロットは完売で市場に出回ってる在庫のみですが、中の人の話では飛行甲板に合わせて追加再生産されるそうです。

《関連記事》
エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー レビュー 【2015/08/18】
エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD レビュー 【2015/08/18】



エスワンフォー 1/144 空母アドミラル・クズネツォフ ジオラマデッキベース 05

表裏とも二枚のプラスチック板をつなぎ合わせてあり、中は中空構造で電飾の配線が這っています。中央よりやや左下にあるちっこいパネルは電池ケースのフタで、単四電池2本を使います。電池は別売り。

願わくばベースを置いたところの傷付き防止にラバーかフェルトのようなクッション材四隅に欲しかったですね。そこまで組み立て工程に加えられないのであれば、最低丸いポッチのモールド付けとくとか、クッションシールだけ同梱して貼るのは各自お任せでも良いので。



エスワンフォー 1/144 空母アドミラル・クズネツォフ ジオラマデッキベース 6

フタはネジ止め。電池交換で定期的に開け閉めする部分なので、ここは普通にラッチ式にするべきかと思います。
またフタの裏や電池ボックス内に電池の向きを示す表示がないのもマイナスポイント。接点の形を見ればわかるだろと言われればその通りなんですが、上代で8000円を超える製品なら普通は表記されています。

そんなわけでベース裏側についてはいきなり辛い評価になってしまいましたが、気を取り直して模型としての仕上がりを見ていきます。



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まず塗装についてなんですが、甲板標識の仕上がりは問題なし。マスキングもれやかすれ、塗装のムラも見当たらずキレイに塗られています。また表面にはジェットの噴気や、発着艦による汚れが再現されており、こういうミリタリー系完成品のウェザリングはいかにもやっつけました感ありありの雑な仕上がりが多いんですが、この製品はソフトな汚しで結構丁寧に仕上がっています。ここはちょっと驚いたところ。
量産品でここまで手の込んだ事出来るなら、あとは凹モールドにスミ入れされていれば言う事なしでしたね。



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艦載機の各発艦位置にある二つの黒い部分は輪留めで、実物ではこれが起き上がって機能しますが、模型をよく見ると右舷用は別パーツをはめ込んでいるのに、左舷用は甲板と一体成型の凹モールド表現になっていて表現が違っています。何故なのか中の人に聞いてみたところ、右は甲板上の雨水を取りこむような溝があるのに対し、左側はただのスジ彫りみたいになっていて空いてないのだそうです。理由はわからないけど色んな写真で確認した結果、実物はそうなっているので再現したのだとか。

冷戦が終わって久しいとはいえ東側の兵器は今でも情報開示に制限があり、この飛行甲板もモスクワ在住の知人に本やDVDを送ってもらって1年かけて集めた資料でやっとここまで仕上がった代物なのだそうです。



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2基のジェットブラストディフレクターは起き上がらせることが出来ます。後端にあるネイルスロットはディテールを損ねないよう小さく作られているので、ツメでうまく引き起こせられない時は、マイナスドライバーとか隙間に入りそうな物でこじると簡単に起き上がります。



エスワンフォー 1/144 空母アドミラル・クズネツォフ ジオラマデッキベース 08

起こしたところ。とび出す絵本のようにアームが連動して起き上がる仕掛けになっていて、ギミックだけでなくディテールも凝ってます。ヒンジは軽いけどアームが支えるので保持力は問題なし。

ちなみにパッケージ裏の見本写真ではアームが外側に折れていますが、これは初期のモックアップを使っているためアームを外側に向けないとジェットブラストディフレクターが保持できなかったからだそうです。なのでこの製品版のように真っ直ぐもしくは内側に折れてる状態が正しいです。
※パッケージ意匠変更により、モックアップから製品版の正しい位置の写真に差し替えられます。詳細は下記の追記欄参照。


そしてもうひとつのギミックであるLED電飾です。


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  1. 右舷端にスイッチが4つ並んでおり、夜間の発着艦用の誘導灯が各部独立して点灯します。
  2. 左から1つ目のスイッチ: 着艦照明灯(赤灯)。
  3. 右から2つ目のスイッチ: ジェット・ブラスト・ディフレクター後方の埋め込み灯(白灯)。
  4. 右から3つ目のスイッチ: 左右発艦位置の間の標識の埋め込み灯(白灯)。
  5. 右から4つ目のスイッチ: 発艦誘導ライン上の埋め込み灯(黄灯)。
  6. 照明を全点灯してみたところ。

やはり光り物は強いですね。
これがあるのとないのでは見た目のインパクトが全然違います。部位によって色や輝度が違ってるのも良いです。惜しむらくは右舷前方の着艦照明灯。暗くて全然それっぽく見えないし、灯りが赤色なのもおかしい。ここは白色の高輝度LED使ってディテールもリフレクターまでちゃんと再現して鬼のように眩しく光らせてやれば、フランカーをローアングルからライトアップする照明としてかなり見映えしたでしょう。

ちなみに実際のアドミラル・クズネツォフにはこの位置に照明灯はなく、模型の飾り台としての演出を狙ったオリジナルだそうです。

ディテールはこれであらかた検証したので、実際に同社の1/144 Su-33を載せて飾ってみました。
以前レビューした67番機と81番機の2機です。

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おおっ! カッコ良い!!

やっぱりフランカーを素のままで飾るのと、この飛行甲板の上で飾るのとでは見た目が雲泥の差です。1+1は必ずしも2でないという典型ですね。

次にバックペーパーを青のグラデーション用紙に変えて、洋上の飛行甲板上から撮ってる風にしてみました。

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おおおー81番機本当に発艦したみたいに見えるー!!


全体的な感想としては、フランカーと併せると結構なお値段になりますが、模型としての出来はそれに見合った物になっていると思います。ジェットブラストディフレクター可動部の部品精度は悪くないし、塗装も丁寧で工業製品としてはかなりがんばっている部類。しかもロシア空母の飛行甲板という過去に例のない希少価値もあります。

電飾は全部付けた状態でも全然うるさくないので、スイッチをひとつにまとめてその分価格を下げてくれても良かったように思います。あと試作見本には付いてたデッキクルーのフィギュアはぜひ欲しかったところ。人の息吹があると臨場感が全然違いますから。

残念に思う箇所はユーザーへの細かい気配りに欠ける部分。
具体的には前記した通り、可動&電飾ギミックについての取扱説明書がない、電池ボックスの設計、底面のクッションですね。この製品は海外で生産はしていても日本メーカーの製品ですし、価格的にも安物ではありません。こういう部分は手を抜かないできちんと作らないと、知らない人が見たら中国製の粗悪品と思ってしまうでしょう。

Su-27、Su-33の時も図説が十分ではなかったりと、どうやらここがエスワンフォーの目下のウィークポイントのようですね。まだまだこれからの新興模型メーカーなので、今後どんどん改善されて発展する事を期待します。



《追記》(2015/11/01)

パッケージの意匠変更のため、メーカー出荷が11月中旬になるとの連絡がありました。

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変更点は以下の通り。
  • 紙質が光沢なしから光沢ありに変更。
    見た目の高級感アップと、取扱時に角がこすれて白地が出やすくなるのを避けるため。
  • 背面の写真の点数を増やし、写ってる模型を試作版から製品版に差し替え。
    ジェットブラストディフレクター展開時の支柱の位置を正しくユーザーに伝えるため。
  • 電池ケースの写真と取扱方法を明記。

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これで箱の裏が取扱説明書としての役割りも併せ持つようになりましたので、そこの不備は補えたと思います。
結果発売が半月ほど延びますが、ユーザー的には良い話かと。

(追記以上。)




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ネットの小売店では発売延期による注文停止になってるのをよく見ますが、今月末まで11発中旬までに納品予定らしいので近いうちに再開されるんじゃないかと思います。


あとここからは宣伝ですが、エスワンフォーではこのAviation Fightersシリーズの彩色見本の製作者を募集してるそうです。我こそはと思う人は応募してみては?原型師も同時募集。

News: 戦闘機モデルに彩色いただけるモデラ―さんを募集致します (2015/10/14) 【エスワンフォー ウェブサイト】

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エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD レビュー

前回の続きです。

エスワンフォー 様からSu-27以外にその海軍版のSu-33も見本いただいてまして、今回はそっちのレビューです。


エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD 01

Su-33はロシア海軍67番機と81番機の二種類がリリースされており、Su-27と同じくそれぞれ機体のカラーリングを模したオシャレなパッケージになっています。価格は6,264円(内税)とSu-27より464円お高い。発売されたのは今年の5月で、今回の話をハーパーコリンズ・ジャパンの担当さんから伺う少し前に出た物みたいです。

以下写真は67番機の方です。

エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD 02

エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD 03

前回のレビューでも少し触れましたがこのSu-33はSu-27と共通の部品は使われておらず完全新金型となっており、一見同じようでもよく見るとパネルラインの表現や各部シルエットが微妙に違っています。実機における両機種の差異という話ではなく、共通であるところも別設計なので全く同じになっていないという意味です。

なぜ共通しなかったのか社長様に理由をお聞きしたところ、Su-27の派生型とはいえ金型の使いまわしは無理なので新たに作る必要があり、それならテストケースなのでSu-27用の最終候補に残ったもう一つの図面を改良してSu-33用にしたとの事でした。

事情はわかりましたが、私個人としてはコレクションシリーズなんだからSu-27と並べる事を想定してやっぱり実機での共通の部分は全く同じであって欲しかったです。Su-27がダメな作りだったら話は別ですが、そうではなく良く出来ていましたから。




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ミサイルの種類がSu-27と一部違っていて搭載数も2発多くなっており、機体と同じくこっちも新規金型なので同じ種類でもSu-27のよりやや大き目にデザインされています。
左から、R-27ER(機体中央用)、R-27ER(インテーク底部用)、R-77、R-27T、R-73、R-73(翼端用)。
Su-27でスミ入れや塗り分けをキレイに行うのは難しいと判断したのか、こちらは白一色になっています。スミ入れは別に構わないけどR-73の弾頭だけは塗り分けて欲しかったなあ。



エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD 04
組立説明書。Su-33もSu-27と同じくパイロンに付いてるダボの位置がそれぞれ違っていて、正しい位置でないと合わないようになっています。



エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD 05

特に胴体に付けるR-27ERはSu-27と違って4発あり、3種類の形の違うパイロンが付いていますが、図説にはそこまで丁寧に説明されていません。無理に押し込むとダボが折れるので間違えないよう注意。そしてSu-27と同じくこれもゆるいので接着必須です。ボンド系接着剤で穴を小さくするのも良いかも。


武装を取り付けた姿です。

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  1. Su-27よりバブルキャノピー断面と頭頂部の盛り上がりが強調されていて、猫背なフランカーぽさがより出ている。キャノピーフレームは細く塗られていて改善されているが、今度は機体に面してる部分のフレームはなぜか塗られていない。
  2. Su-27では省略されていた機関砲の弾道上のくぼみが再現されている。
  3. 前脚の二重タイヤ再現。前脚収容庫扉の内側はリベット再現などSu-27よりディテールが細かい。
  4. Su-27よりパイロンが2カ所多く、12発のミサイルをフル装備。またミサイル自体もSu-27のより大きさが誇張されていて、よりゴツいイメージ。
  5. 空母運用のため強化されて厳つくなった主脚が再現されている。
  6. カナード翼は機体と一体成型で頑丈だが、横から見た時厚みが目立つ。翼端だけでも薄く造形するような工夫が欲しかった。
  7. 主翼はSu-27からの変更点である折りたたみラインと後縁のフラップの形状の違いがちゃんと再現されている。
  8. パネルの凹モールドはSu-27よりエッジのキレが甘めでいかにもダイキャスト感が強くなってる。ただしより細部まで再現されているのはこっちのほう。
  9. 短縮された垂直尾翼端も再現。この翼端部のディテールもSu-27より精密になっている。写真ではわかりにくいけど水平尾翼の折りたたみラインもしっかり再現されている。
  10. Su-27とのわかりやすい差別点である着艦用フックと短縮されたテイルブーム。
  11. エンジンノズルのエッジはSu-27よりちょい分厚い。内部再現はどちらも同じ程度。


そしてもうひとつの81番機です。67番機と同じ製品の色違いで、ハセガワ1/72にも81番機のデカールが付いているので、そっちで馴染み深い人もいるかも。

エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD 12

エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD 13

エスワンフォー 1/144 Su-33 フランカーD 14


Su-33の感想を述べると、スタイリングはSu-27よりさらに実機の雰囲気に近くなっていると思います。作り込みの細かさは、機体のパネルラインに関してはさらに細部まで再現されているので良いんですが、一方で凹モールド自体はダルくなっています。また各部分を細かく見ていと、再現性がSu-27より良い所もあれば悪い所もあって、総合的にはどっちが上とは言い切れず一長一短ですね。

ただ個人的には空母艦載機であるSu-33押しなので、こっちのほうが見ていて心躍ります♪ ゴツい足回りとカナード翼、そして空自の洋上迷彩を思わす濃いブルーの迷彩や翼の畳まれた姿。過酷な条件で使うため改造された設定に惹かれるのです。


またこのSu-33はオプションのアクセサリーとして、空母アドミラル・クズネツォフの飛行甲板のディスプレイベースが9月に発売予定になっています。




空母アドミナル・クズネッオフ ジオラマデッキベース (完成品) 【ホビーサーチ】


このディスプレイベース、滑走路のLED電飾とジェットブラストディフレクター開閉のギミックを持っていて、試作を何度もチェックして修正を繰り返した自信作と伺っています。
個人製作のワンオフモデルならともかく、量産品でロシア空母の飛行甲板なんてこれまで見た事も聞いた事もないので興味津々です。1/144という小スケールのメリットを上手く生かした製品ですね。これをやりたいがために飛行機を1/144にしたようなもんみたいですし。

この空母ベースは8月2日からイエローサブマリン秋葉原本店★ミントで展示されているそうです。


そんなわけで前回と今回は国内新興メーカーエスワンフォーの製品Aviation Fightersシリーズのレビューを書かせていただきました。
この模型も昨今の工業製品の例に漏れず生産は中国でやっているので、少しでもこちらの理想通りの製品を作らせるために意思疎通と品質チェックが大変なのだそうです。
次回作のYF-23は出来上がってきた金型が納得できずに捨てさせたとの事で発売が当初の6月から11月に変更になっており、それだけの赤をかぶってまで良い物を作ろうとする志と情熱を持って挑んでるメーカーさんは応援したくなりますし、ぜひ報われて欲しいです。

エスワンフォー 1/144 Su-27 & Su-33



 
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《外部リンク》
Aviation Fighters Series - S14 WebShop

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エスワンフォー 1/144 Se-u-27 フランカー レビュー

世界の軍艦コレクションを国内販売してるハーパーコリンズ・ジャパン(ハーレクインが7月から社名変更)の担当さんから、エスワンフォーという国内の新興模型メーカーが出してる「AVIATION FIGHTERSシリーズ」という1/144のダイキャスト製飛行機模型が良く出来てて感銘を受けたので、一度見て欲しいという話をいただきました。

聞いたところエスワンフォーはプライズや食玩、分冊百科などのフィギュアとかを製造するOEM業が生業の会社で、その辺の絡みでハーパーコリンズは縁があるらしく、去年から初の自社ブランド製品としてAVIATION FIGHTERSシリーズを展開してるのだそうです。


エスワンフォー Aviation Fighters Series
エスワンフォー株式会社 http://www.s14.co.jp/

現在発売されているのはSu-27のカラーバリエーション5種類とSu-33の2種類。今後はフランカー以外の機種も発売予定となっています。



そんなわけで同社の社長様を紹介してもらって実際に話をお伺いし、見本を送っていただきました。
シリーズNo.1のSu-27フランカーのロシア空軍10番機です。今から1年ちょいほど前に発売になった製品みたいです。

エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 01

パッケージは桐箱と同じ構造で圧手の頑丈な紙で作られていて、フタには製品の迷彩パターンがあしらわれています。普通完成品模型は中身を確認できるようシースルーかもしくは見本写真を印刷したデザインが大抵なので、こういうオシャレ感や高級感を押し出した物は珍しいですね。



エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 01b

しかも横から見るとインナーを高くしてわざとフタがピッタリ会わないようにしてたり微妙に斜めカットにしていたりと、デザインどんだけ凝ってるんだよと。iPhoneの洗練されたパッケージを思わせるものがあります。



エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 02

フタの裏にSu-27の上面図と諸元が記載されており、この辺も趣味的なこだわりを感じます。
製品は上下二枚のブリスターで挟まれており、ミサイルは別パーツになっています。後述しますがこのミサイルの納まっている順番はとても重要なので、ブリスターを勢いよく開けて散らばせないよう注意!



エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 03

1/144スケールのダイキャストモデルという事でもっとゴツくて大味な物を想像してましたが意外にシャープ。迷彩塗装も輪郭のボケ味がスケールに見合った繊細さで、量産品と言えども5800円の価格ともなるとこれだけちゃんとした品質になるんだなあというのがパッと見の感想です。部品でプラ製なのは見る限りキャノピー、アンテナ、タイヤ(脚部は金属)、エンジンノズルくらいであとはすべて金属製。



エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 04

機体は垂直尾翼と胴体下の一部、エアインテーク以外一体成型で、合わせ目をすべて機体の下側にもってきているので、わざわざ下から覗かない限りは見えない設計になっています。胴体や主翼の下には各部にパイロンを取り付けるダボ穴が開いています。

着陸脚は接着固定されていて収納状態の再現は残念ながら無理。ダイキャストミニカーのドアみたいにパチンと収納できるギミックがあれば面白かったですね。サイズ的にそれは無理か・・・。



エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 15

けど1/144といっても大型双発機のフランカーですからそんなに小さい訳でもありません。画像左の1/144 FM-2 ワイルドキャット(日本軍捕獲機仕様)と同じスケールとは思えないほど大きく、右側の一回り上のスケールの1/72零戦とほぼ同じくらいのサイズになります。



エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 05

ミサイルはプラスチック製で塗装済み。スミ入れの拭き取りが雑で正直微妙な出来。もうちょっとなんとかならなかったのか?
左から、R-27ER、R-27R、R-27T、R-73、R-73(翼端用パイロンなし)。これらが各2発付いてます。



エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 06

組立説明図はこの一枚のみ。
ミサイルの取り付け位置が書かれており、これがブリスターに入ってるミサイルの順番そのままなので図の通りに取り付けていきます。ブリスターを勢いよく開けて散らばせないようにというのはそういう理由で、図説が簡潔すぎてロシア機オタでない限り順番をばらしてしまうと見分けるのは難しいです。

誤取付の対策としてダボの間隔が各部品ごとに違っているのですが、合いの悪さ的な微妙な違いの部品もあり瞬時に判別しにくく感じます。無理に入れようとするとプラだからあっさり破損するので注意。



エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 07

中でも機体中央に付ける2発のR-27Rは、同じミサイルでも前後でパイロンの形が違っています。図説にはそこまで細かく書いていないので当初それに気付かずに入れようとしてダボをひん曲げてしまいました。

またこの模型の武装品はスナップフィットではなく、穴もゆるいので差し込んだだけでは機体に固定出来ず外れてしまいます。ですから説明書にも書いてありますが接着剤を使ってガチ止めします。



エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 09

さらに翼端パイロンと翼端用R-73はお互いがフィットするように設計されておらず隙間がかなり出来るので、接着するにはエポキシ系なり合成ゴム系なりの粘度の高い接着剤を山盛りにするか、自分で何かしらのほぞみたいなのを自作しないとしっかり取り付けられません。そして翼端パイロンからミサイルの頭をどれだけ出せばよいのか、ミサイルの翼の向きは正面から見て+なのかxなのかという指示図がないのも難点。

初の自社ブランド製品で試行錯誤のせいか、そういう詰めの甘さを所々に感じました。


そんなわけでミサイルをフルに付けた姿ですが、やはりサマになります。

エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 08

エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 10

エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 11

エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 12

エスワンフォー 1/144 Su-27 フランカー 13
  1. キャノピーは実機に比べて頭頂部のラインの盛り上がりが緩やかで、フレームの塗りが太い印象を受ける。機首との合いは良好。GSh-30-1機関砲は、弾道のくぼみ部分も再現して欲しかった。
  2. 前脚のタイヤカバーは初期型を再現。
  3. 主翼側面のパーティングラインは処理されていてほとんど目立たない。翼端パイロンに若干見つかるくらい。脚収納庫カバーの断面も塗装されていて芸が細かい。エアインテークが厚ぼったいのが残念。
  4. コーション類の再現は機体裏側の細部まで行き届いていて、質の低い量産品にありがちなやっつけ感はない。着陸脚収納庫内部は、前脚も含めて実際に入るような奥行きがなく、造形の詰めが甘い。
  5. パネルラインやリベットの凹モールドの細さはプラモデルには敵わないけど、ダイキャストにありがちなダルい感じではなく角が立ってる。基本スミ入れはないけど彫りが深いのでそのままでもわりと目立つ。迷彩塗装の品質は優秀で感心した。
  6. 尾翼のカラーリングは国旗色がマスキング塗装で、エンブレムと国籍標識、機体番号はタンポ印刷ぽい。垂直尾翼と機種先端のピトー管のみスミ入れされている。
  7. Su-27の特徴のひとつである長いテイルブーム。
  8. エンジンは内部ディテールも再現されている。


結論から言うとモノは良いです。それも結構良いレベル!
細かく見ていくと前記のとおり思うところがいくつかありますが、トータル的には1/144という小スケールの量産品ながら各部きちんとチェック入っているのがよくわかりチャチな感じははありません。これなら買ってガッカリという人は少ないはず。

しかし不思議に思ったのは、今までフィギュアのOEMをやっていた会社が、なぜ初めての自社ブランドに1/144のダイキャスト航空機を選んだのかという事。自分はプラモデルの住人なのでその感覚で考えると、他ジャンルより繊細なモールドを求められる傾向が強い飛行機模型にダイキャストは不利な材質なんですよね。しかも1/144という小スケールにあっては凹モールドを細くするのになお不利な気がします。

そこのところを社長様に伺ってみたところ、丁寧な回答をいただきました。

  • 自社ブランドを立ち上げた理由は、幼少期より戦闘機が大好きでプラモや完成品の模型、本も集めていてるマニアなので、自身で製造販売したかったから。
  • スケールに1/144を選んだのは、1/72はプラモが充実しており、1/200はダイキャスト完成品の主戦場だけど小さすぎるので、まだあまり手の付けられていない1/144に目を付けた。作る楽しみがない分飾る楽しさを提案しようと色んなジオラマベースの開発を考えており、それには1/144がスペース的にも最適と判断した。
  • 素材にダイキャストを選んだのはプラの軽さにどうも馴染めなくて、それよりダイキャストの重量感に惹かれてしまうから。それに後発スタートなので、どうせなら他所のやっていない手法やラインナップをやりたかった。
  • シリーズ第一弾にフランカーを選んだのは単純にフランカーが好きだから。昔はF-14が好きだったけど今はフランカーLOVE!


話をお聞きして、今から6年前にボークス京都本社のオープニングセレモニーで聴いた重田社長の話を思い出しました。あの社長さんもまた飛行機が好きで模型店を始められ、ガレキやドールでお金を稼いでようやく長年の夢だった自社ブランドの飛行機プラモSWSシリーズを始める事ができたと嬉しそうに話されていました。

趣味でも商売でも「好きだから」という気持ちは大事ですよね。特に物づくりにおいてはその情熱が製品に現れますし、実際このフランカーにはそれを感じ取れます。好きだったら絶対いいかげんな物は作れないから。



《他社製品との比較》

とはいえ私は基本自動車とフネの人なので、昨今の1/144彩色済み飛行機模型の品質がどの程度まで来てるのか正しくわかっていませんので、客観的な判断をするために比較用に他社製品買ってきました。ダイキャスト完成品ではないけど。



童友社 1/144 F-14 01
1/144 現用機コレクションシリーズ第22弾 (記憶の中のドラ猫) F-14 トムキャット (1BOX 12個入り) 【Amazon】

一つ目は童友社の現用機コレクション1/144 F-14。
このシリーズは他にもたくさんの種類が出てますが、なるべくフランカーに近い大型の戦闘機という事でこれを選びました。800円(税抜き)というお手頃価格なので数を集めやすいのもその魅力のひとつ。



童友社 1/144 F-14 02

カラーリングは6種類あってランダムに入ってるので自分で選べません。中身を確認したところハイビジ塗装のVF-114が入ってました。材質はプラ。兵装や足回り、垂直尾翼が別になっていて、塗装済み半完成品という商品です。



童友社 1/144 F-14 03

童友社 1/144 F-14 05

可変翼可動のギミックがありますが、エアインテークが抜けてなかったり着陸脚もタイヤが塗られてなく白一色だったりで、モールド、塗装、印刷品質いずれも価格なりの品質ですね。エスワンフォー製フランカーひとつでこれ全6種類フルコンプリートしてもまだおつりがくる値段なので当たり前と言えば当たり前。



トミーテック 技MIX 1/144 F-15 01
トミーテック 技MIX 1/144 航空機シリーズ F-15各種 【Amazon】

もうひとつはトミーテックの技MIXのF-15。
彩色済みプラキットで、オプションパーツを使えばエンジンサウンドを鳴らしたり発光させたり、さらにはUコンみたいな旋回飛行も出来たりと楽しみ方の幅が広いのが特徴。さすが鉄道模型で名を馳せている会社だけあって、電子ギミックの充実ぶりはスケモメーカーの比じゃありません。

バリエーションもたくさん出ていて価格に結構な幅があり、上は6500円から下は2000円まで。主力商品は3000円台で一回りほど安いですが、その分組み立ては自分でやるのでこれが今のところ比較対象として最も近い存在かと。今回購入したのはシリーズ初期のモデルで飛行開発実験団(岐阜)近代化改修機形態Ⅱ型。

そんなわけで組み立ててみました。
プラモとしては部品は少な目なので簡単です。ただスナップフィットキットぽい部分もありますがそうではないので接着剤は必要になります。


トミーテック 技MIX 1/144 F-15 02

トミーテック 技MIX 1/144 F-15 02

トミーテック 技MIX 1/144 F-15 03

トミーテック 技MIX 1/144 F-15 04

プラモだけあってモールドと塗り分けの細かさはこちらのほうが上。特にミサイルの塗り分けはすさまじい!さらにパネルラインには濃くもない薄くもない良い塩梅にスミ入れが施されています。コーション類の多さも上。迷彩塗装と印刷の品質は互角。あんまりよく出来ててびっくりしました!それなりのお値段なのは伊達ではないという事ですね。納得のクオリティです。

特筆すべきはやはり見た目が非常にシャープでディテールが高密度でぎっしり詰まった感が強いところでして、そこはもうダイキャストを圧倒してます。ただ1/144という手のひらサイズなので、いくら精密でもプラスチックの軽い質感は打ち消せず、見た目の硬質感と重量感はダイキャストの圧勝です。あと手に取った時の金属のひんやり感もですね。

とはいえ重量感の差は写真ではどうしたって伝わりにくいので、実際に計量してみました。


トミーテック 技MIX 1/144 F-15 06

技MIX F-15が15.4gに対してエスワンフォーのSu-27は97.6gで、約6倍もの差があります。見た目にも出るわけだ。

両者共に材質のメリットを最大限に生かした製品に仕上がっており、一長一短なのでこの辺は好みの問題でしょう。とはいってもAVIATION FIGHTERSシリーズと技MIXはアイテムかぶりが今の所ないので互いに補完し合う共存関係と言えます。



トミーテック 技MIX 1/144 F-15 05

それぞれの模型を並べてみると、Su-27の大きさが際立ってます。F-15とF-14だって大型の機体ですが、それらより明らかに大きい!けどコクピットの大きさはどれも同じくらいなので、メーカー違いによる縮尺の差はあるとはいえ誤差の範囲内なのでしょう。
こうしてさまざまな機種を並べる楽しみ方をしやすいのもコレクションサイズのメリットですね。


このAVIATION FIGHTERSシリーズは、第二弾としてSu-27の海軍機バージョンであるSu-33も製品化されており、派生種ながら全くの新設計で作られているので、次回はそちらも紹介していきます。




Aviation Fighters 1/144 Su-27 ロシア空軍 #10 【Amazon】



《外部リンク》
Aviation Fighters Series - S14 WebShop

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MGマガジンキットF-14用の武装パーツはスケールアヴィエーション7月号に付く模様

モデルグラフィックス7月号から三か月連続で始まるマガジンキットの1/72 F-14ですが、それ用の武装パーツはスケールアヴィエーション7月号に付いてくるとの続報がありました。




流通向けの解説文が、武装パーツだけでなくデカールもスケビに付いてくると誤解を与えかない内容であったため、それは武装パーツ用のデカールであって機体用はモデグラに付くとの釈明が公式アカウントからありました。




















つまりこのF-14をコンプリートしようとすると、

モデルグラフィックス 2,300 円(税込) X 3(7、8、9月号) + スケールアヴィエーション7月号 2,700 円(税込) = 合計 8,100 9,600 円(計算間違いしてました)

のお金が要ると・・・


マガジンキットに対しては以前から賛否両論ありますが、この公式アカウントの説明に私自身は概ね納得してます。
ただそれなら最初から3冊ではなく4冊ですと発表した方が読者の心象良かったのにとは思います。大抵の人は戦闘機を武装なしで作る事はしないでしょうから、今回の件で追い金がかかるというネガティブなイメージが先行しない事を祈るばかり。






スケールアヴィエーション Vol.104 2015年7月号 (付録:F-14 トムキャット用武装パーツ) 【ホビーサーチ】

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1/32スカイレーダー用の便器爆弾が商品化

太平洋戦争終結後からベトナム戦争にかけて活躍し、傑作機として名高い米海軍の艦上攻撃機A-1スカイレイダー。
その機体に不釣り合いなほど大量の兵器を搭載可能で、何でも運べるという自慢話が発端になり、冗談で便器を吊り下げて戦場に投下したという逸話があります。


Wikipedia A-1 (航空機)より抜粋》

余談だが、本機の兵装搭載量は当時、「キッチン以外に運べない物はない」と評された。それを受けて朝鮮戦争では、流し台を翼下に”兵装”として搭載し、投下し、「キッチンも運べる」事を証明した。そのためベトナム戦争の際には「もはやこの機体が搭載したことがないのはトイレくらいのものである」と言うジョークが生まれ、「それならば」ということで「信管を取り付けた便器」を搭載し、実戦で投下し「搭載したことがないものはない」事となった。

A-1H VA-25 CVA-41bomb.jpg
"A-1H VA-25 CVA-41bomb" by USN - U.S. Navy sailor or employee [1]; larger b/w file available at the National Museum of Naval Aviation, photo No. 1996.253.2381 [2]. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.




そしてその爆弾便器が、なんとBrengun(ブレンガン)というチェコの模型メーカーから商品化されました。



1/32 「便器爆弾」 (スカイレイダー用) 【7月下旬以降発売・ホビーサーチ】



1/32スケールなので、トランペッターか造形村用ですね。ちゃんと搭載機の部隊デカールまで付いてます。
それにしてもようこんなもん製品化したわ(笑)。


 
造形村 SWS 1/32 A-1H スカイレイダー 海軍型 プラスチックモデルキット 【Amazon】
トランペッター 1/32 A-1H スカイレーダー 【Amazon】

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木更津航空祭の痛コブラ2013年バージョンがハセガワと童友社から発売予定

ここ2年ほどですっかり陸上自衛隊木更津駐屯地の航空祭名物になった戦闘ヘリの「痛コブラ」。

一地方基地のアイデアで始めたのがネットのクチコミで火が付いて、陸自広報上層部の知るところとなりその逆鱗に触れまして、惜しまれつつも去年で最後と宣言されていましたが、まるで何事もなかったかのように新キャラまでひっさげて今年の航空祭でも地上展示されていました。





そして去年の2012年バージョンに引き続き、その2013年バージョンの模型が発売になります。

 
ハセガワ 1/72 AH-1S コブラチョッパー 木更津スペシャル 2013 (2機セット) 【10月発売・Amazon】

このキット、木更津四姉妹の三女・木更津若菜陸士長と般若マーキングの2機だけでなく、もう一機の痛ヘリ「痛オメガ」に貼られた四女の柚子嬢の痛デカールも付いてくるとの事。
OH-1オメガの模型は存在しないのがなんとも残念ですが、これはこれで結構なボーナスアイテムだと思います。

そして今回はハセガワだけでなく童友社からもこの痛コブラが塗装済完成模型で発売されます。



ハセガワと同スケールで1機ながら価格も2000円強程度なので、作れる環境にない人や痛デカール貼りに自信がない人はこっちですね。

ちなみに痛コブラの展示は今度こそ本当に終了と発表されていますが、内部の空気はまんざらでもないようです。
以下は木更津駐屯地の中の人のつぶやき。






来年もやらかすに一票。


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