映画「トップガン マーヴェリック」が絶賛公開中ですが、その絶妙のタイミングで本日発売の隔月刊スケールアヴィエーション「F/A-18特集号」が届きました。
表紙は劇中のマーヴェリック機がプガチョフ・コブラ機動をしているシーン!

今回の目玉の作品は、表紙にもなってるモンモデルの1/48 F/A-18Eです。
岡田雪彦氏の手によるもので、流行りの高価なウェザリング材は使わずに基本塗装とエナメル塗料の描き込みでこのクオリティを出しているとの事。すごい!


このモンモデルのキット、なんと黒とスカイブルーのストライプのマーベリック機のデカールが用意されており、「ピート・マーヴェリック・ミッチェル」のパイロットネームまで付いてるのだそうな!
一方コクピットのマーベリック大佐はハセガワ製からの改造で、AN/ASQ-T50訓練ポッドは他キットのサイドワインダーからの改造なのだとか。
これか。

モンモデル 1/48 ボーイング F/A-18E スーパーホーネット 【Amazon】1万円超えとか高っ!またプレ値かよと思って公式見たら、元々これくらいする製品なのね。
最新設計の輸入品とはいえ飛行機模型も高くなったなあ。
そして映画序盤で出て来る極超音速機ダークスター。

この作品、なんとトレーラーと本編映像を観て作ったフルスクラッチモデルとの事。映画公開からまだそんなに経ってないのによく間に合ったな!
作例は他にもホーネットづくしで特に林周市氏の作品がいくつも紹介されており、その卓越したウェザリング技術は撮影技術も相まって本物以上に本物に見えます。

上はアカデミー製1/32 F/A-18A。
そして今回は久しぶりに藤田幸久先生のイラストコラムも載っています。
私の場合は正直これがダメ押しとなって購入に至ったという感じですね(笑)。

顔のバランスが今風に変化してるというか、昔と比べて目が少し小さくなったような気もします。
けど久しぶりに見る新作の美衣奈ちゃんは肌の露出多めだしカワイイので良し♪
今回のスケビ、欲を言えば「トップガン マーヴェリック」感をもっともっと前面に押し出してくれても良かった。
作例にマーヴェリック機とダークスター以外にも、ルースターをはじめとする訓練生達の機体やならず者国家の第5世代戦闘機、そしてラスト20分の”アレ”があれば言う事なしでした。
でもそれはネタバレに繫がるし、なによりも作り込みのすごいスケビの作例にはあまりに時間が足りませんわな。
それに作例は飛行機だけでなく、ちょこっとですがKawasaki GPZ900Rも載せていた事に、中の人のトップガン愛を感じました。
「考えるな、購入しろ!」

Scale Aviation(スケールアヴィエーション)2022年 07 月号【Amazon】
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- 2022/06/13(月) 18:12:03|
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模型雑誌「月刊ホビージャパン」のウェブ版とも言うべきマガジンサイト「Hobby JAPAN Web」が昨日8日にオープンしました。
「Hobby JAPAN Web」より抜粋 https://hjweb.jp/月刊ホビージャパンは2020年1月号から
Amazon Kindleや
楽天Kobo、
Dolyで電子書籍の発売も始めましたが、それに加えて今度はウェブマガジンをスタートさせたわけです。
なんか2015年に廃刊になってウェブ移行した「
電撃HOBBY MAGAZINE」を思い起こさせますが、こちらは紙媒体、電子書籍、ウェブの三本柱でやって行き、さらにオリジナル企画や紙媒体との連動企画もあるそうな。
このサイト私もざっと見ましたが、
「工具&塗料 データベース」はなかなか便利で重宝するなと思いました。
にしてもホビージャパン、ちょっと前に
中の人の炎上事件とか色々ゴタゴタがあってネガなイメージがついちゃった事もあるので、新体制で信用を取り戻せると良いですね。
月刊ホビージャパン2021年12月号 [雑誌]
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- 2021/11/09(火) 21:58:23|
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本棚の収容能力が限界を超えてしまったので、しばらく買うのを控えてたモデルグラフィックス買ってきました。

というのは、今回はGTマシンを作例にデカールの貼り方を特集していまして、ちょうど今イカ娘フェラーリを作っているので、モチベの維持に良いのではと思ったからです。

また私のデカール貼りの技術自体が痛車ブームの頃の10年ほど前のモノなので、それから随分経ってアップデートされた今のやり方はどうなってるのかとても興味ありました。

綿棒の代わりに筆を使う → わかる。
ヒートガン → なにそれ!?
いやヒートガン自体は、以前手芸で押し花のレジンコート作るときにレジンの泡抜きに使う物というのは知ってましたが、それをデカール貼りに使うという発想はなかったです。
なるほど、こんな風にしてデカール馴染ませるのね。

ヒートガンならドライヤーのようにかさばらないしピンポイントで熱せられるし、はんだごてに濡れた綿棒押し当てるみたいに危険じゃない。
盲点でした。
さらにデカール貼りを失敗した時のリカバリー法を伝授。

デカールが膨らんだなんて、今まさに遭遇してるトラブルです!
完成した作例の初音ミクAMG。
タミヤの1/24メルセデスAMG GT3に、10月発売予定のグッスマ製ミクデカールを貼った物です。

しゅごいいいいい!!!!
こんな全面デカールの化身よう作れるわ。
あとざっくりですが、今時のデカール自作法も載ってます。

アルプスMDプリンターが製造終了になって早11年。
このまま廃れていくのかと思った自作デカールも、レーザープリンターの低価格化や外注サービスで細々ながら生き残ってるのは嬉しいですね。誌面ではデカール刷りに向いた機種や、具体的な外注方法を紹介しています。
モデグラ久しぶりに読んで新鮮でした。
やはりたまには模型誌買って情報を更新させていかないとダメですね。
アラフィフになってからだんだん新しい事をするのが億劫になってきました・・・。

モデルグラフィックス 2021年 07月号 【Amazon】タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.345 メルセデス AMG GT3 【Amazon】初音ミク GTプロジェクト グッドスマイル AMG 2017 SUPER GT Ver. 1/24scale用デカール 【Amazon】
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- 2021/05/25(火) 22:01:40|
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ホビージャパンが4月から「歴史探訪」という歴史雑誌を創刊しました。
公式の説明によると、
歴史を趣味にする。五感で感じる新感覚の歴史雑誌
人気の時代・出来事を毎号特集、知識だけでなく現代に実際に触れられる要素
(史跡、飲食物、行事、美術、博物館等)まで、広く紹介します。という内容だそうで。
特に歴史好きではないんですが、訳あって先日発売されたvol.2を購入しました。

vol.2は戦国武将をフィーチャーした内容になってました。
ちなみに創刊号は江戸文化で、次回は日本刀特集だろそうです。

戦国武将ランキングという記事。
1位はやはり家康でしたが、2位、3位は信長、秀吉じゃなくて北条早雲と武田信玄になってました。

全国47都道府県別戦国名将センバツ。各国ゆかりの武将が紹介されています。

史跡巡りのページ。岩村城と上田城が載ってます。
週末三回だけで作る桜の姫路城の作り方ページ。童友社の1/500平成姫路城を使用しており、だいぶ前に私が参加していた「築城指南書」という城プラモ本の編集者さんが作例を担当してます。これが今回私がこの本を買った理由。

石垣に鉄道模型のバラストを埋め込んだり、桜の木をオランダドライフラワーで作るといった凝った事もしていますが、コンセプトが週末三日モデリングなので基本初心者向けの内容になっています。道具とかも極力身の回りの物で代用できるものは代用しており、うすめ液をちょい足しするのにスポイトの代わりにストローを使うとか目からウロコ!
ちなみにこの童友社1/500平成姫路城とは、同社のプレミアム姫路城のベース部分一部をカットした廉価版でして、昨年末に発売された現時点においておそらく最も新しい姫路城のプラモです。
さらにそのプレミアム版は前記の城プラモ本で私が担当した姫路城を参考にして開発したと聞いており(当時童友社様にお貸ししてました)、このシリーズは私にとって特別な思い入れのある製品だったりします。

これが私が作ったやつで・・・

これがプレミアム姫路城。
ご覧のとおりそっくり。
そして天守閣前の広場をバッサリカットしたモデルが、今回掲載されている平成姫路城なわけです。

そしてせっかくなのでアンケートハガキ出そうと思ったんですが、なんと姫路城プラモのページが載っていない!?
なんでやねーん。ヽ(`Д´)ノ
歴史雑誌ながら模型のページがあるあたり、やはりホビージャパンの本だなあと感じました。

歴史探訪 vol.2 (ホビージャパン令和元年6月号増刊) 【Amazon】
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- 2019/05/14(火) 21:30:18|
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発売日から4日も経ってしまいましたが、月刊モデルグラフィックス 2019年6月号読みました。

今回の特集は「模型部屋を作ろう!2 ~塗装環境編~」となってますが、実質は各社塗装ブースのレビューです。
塗料の匂いは一般家庭で模型を趣味にする上で最も切実な問題でして、環境問題にシビアな昨今、無関心のな人はほとんどいないのではと思います。なにより、ここ数年で新発売になった塗装ブースについての詳細レビューがまとめて読めるので一見の価値ありです。

- 超強力な吸引力がSNSで一気に広まり話題となったネロブース。各製品のレビューは価格、吸引力、騒音、机のスペース占有量などの方面からなり、実際に導入してるライターさんの感想なども載っています。
- ネロブースと双璧をなす製品である互換ブースのレビュー。ネロブース並の性能を持ちながらもっと安価な互換品という意味でその名前が付けられてるそうです。
- 防毒マスクは本当に必要なのか、実際に塗装中の有毒ガスを測定し、そのデータを元にガスマスクのメーカーに検証してもらうという客観性の高い良記事。
- 市販品より強力な吸引力を求めるもうひとつの流れである換気扇製自作ブースの排気効率を上げるHow to記事。

- クレオスの塗装環境への取り組みについて。水性塗料アクリジョンについての話です。
- ガイアノーツの塗装環境への取り組みについて。塗料の匂いを抑えるミスト剤というのを開発中だそうです。
- 家で塗装が出来ない人に耳寄りな全国の模型製作スペースの紹介記事。写真はいつもTwitterで美味しそうなカレーをアップしてる三重県のホビーカフェ・ガイア様。
- プロ原型師の谷明氏の模型作業部屋。生業なのだからこれくらいの設備投資当然だろうけど、こんな部屋欲しい…
今回取り上げられてる塗装ブースは、
- ガットワークス・ネロブース
- 互換屋・互換ブース
- タミヤ・ペインティングブース ツインファン
- GSIクレオス・Mr.スーパーブース コンパクト
- エアテックス・レッドサイクロンL
- 自作ブース
の計6台。
私は以前クレオスのMr.スーパーブースのレビューをアップしたときに、一緒に
各社塗装ブース比較一覧表を作りまして、内容を毎年更新してたんですが、その後体調不良でサイトを休止していた時期があったりもして、2014年を最後に更新をストップしていました。
それから現在までの5年間に塗装ブースの世界は激変していたようで、ネロブースや互換ブースといった規模の小さい新興メーカーの高性能な製品が台頭してたりして、私の頭の中は浦島太郎状態でした。なので今回の特集を読んで現状の整理を出来たのは大きな収穫です。名機ブラックホールが生産終了してたのも今頃知りました。
読んでてなんか欲しくなってきましたねーネロブース!でもこんなすごいの予算も置き場所もないのが現実ですね・・・
特集以外の気になった記事です。

- 藤田幸久先生のパンツァーアナトミアはKV-2。今回は大変な改造だ!
- 荒川氏の円形劇場「MGガンタンク」。北アフリカ戦線の砂漠でのシチュエーション。
- 今ゾンビが来てるからという理由で、メガミデバイスをゾンビ肌に改造した作例(笑)。
- アオシマ1/24プロボックスニパ子仕様。なお、ゴッドハンド社の実際の社用車はヴォクシーとの事。
今回はキャラモデルの健闘が目立ちました。というかスケモにパッとした物がなかったという感じです。

モデルグラフィックス 2019年 06 月号 [雑誌] 【Amazon】
テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/29(月) 12:57:05|
- 模型誌・資料本レビュー
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久々にスケビ買いました。昨日発売になった2019年5月号です。

買った理由は、今回藤田幸久先生の寄稿があったからです。この雑誌買う時は大体そう。^^
この号の特集はドイツ軍の超大型輸送機Me323ギガントでして、未来少年コナンのラスボスやナウシカの巨大輸送機、ガンダムのガウとかのモチーフとなったやつです。
市販キットがイタレリ1/72とピットロード1/144しかないギガントですが、作例では改造により様々なバリエーションを再現していました。

- 細切りのプラ板で骨組みのリブテープを細かく再現したギガント。イタレリ1/72の改造。
- ピットロード1/144ギガントによる戦車等支援物資搬入シーンのジオラマ。
- 重武装化したヴァッフェントレーガーギガント。これもイタレリ1/72からの改造。
- 発動機のないグライダー型のギガント。やはりイタレリ1/72。
そして今回は文字よりビジュアル的な記事が豊富で、見ていて楽しいし読みやすいです。

- 久々の藤田幸久先生によるイラストコラム。ピットロード1/144ギガントの組み立てのコツとディテールアップポイントを解説しています。みいなちゃんカワイイ♪
- ミリタリーイラストレーターとして有名な上田信先生の、ギガントのこの辺がスゲー!的なわかりやすいイラスト(笑)。
- 滝沢聖峰先生のノンフィクション戦場漫画。ギガントとマローダーの対決。
- 連載コラム「巨人機の時代」は、ギガントのバリエーションや機体構造について解説。
誌面の記事でも触れられていましたが、やはりデカい異形のメカは男のロマンというか琴線に触れるものがありますね。
特集以外の作例も、一式陸攻やスーパーグッピー、ツヴィーリングといった大型機や奇抜機を揃えているのが印象的でした。^^

Scale Aviation 2019年 05 月号 [雑誌] 【Amazon】
テーマ:模型・プラモデル - ジャンル:趣味・実用
- 2019/04/13(土) 20:45:53|
- 模型誌・資料本レビュー
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