アオシマ 1/24 マツダ FC3S サバンナRX-7 '89 レビュー
今までありそうでなかった後期型のノーマル仕様、その中でも純正16インチホイールを履いた最終年次改良車でして、いつか出してくれないだろうかとかれこれ20年以上待ち焦がれていたキットです。

なぜならこれはかつての私の愛車だったからで、しかも箱絵と同じグレードで同じ色!もうこれだけで心が躍ります♪
当時の写真。まだデジカメじゃないw


FCは新型のFDが発売になった直後、駆け込み購入殺到によりプレミアムが付いて一気に品薄になり、この赤のGT-Xは関西すべてのマツダディーラーにあった最後の在庫車2台のうちの1台でした(もう1台は黒のGT-R)。運良く最も欲しかったグレードの最も欲しかった色だったので即決!つまりFDが出てから購入したクルマでして、運転があまりに楽しくてその後13年も所有する事になった、私の車暦の中でブッチギリでトップのマイフェイバリストカーです。
さて話は戻ってキットレビューです。
部品一覧。

89年モデルと銘打ちながらこの製品は前期と後期のコンバーチブルキットでして、そのためエンジンレスの1/24カーモデルとしては部品数はやや多め。
そしてこれが最大の目玉である新規金型部品の純正16インチホイールです。

これが自作出来ずに今までずっと欲しかった!!
似たようなホイールはいくつかあるけど、全く同じ物に改造するのはやはり難しくて手を出せなかったのです。タイヤの銘柄が純正のブリヂストン・ポテンザRE-71じゃないけどそれくらいはOKだ!
ただFC3Sは、マイナーチェンジ初年の89年にはまだ15インチホイールが標準で、この16インチホイール装着車が出たのは確かその後年次改良が行われた最終年の90年か91年からだったと思います。なのでこの商品名にはちょっモヤモヤする所があったりなかったり・・・
ボディ成型色も赤かと思ったんですが白でした。

でも赤の成型色は、「染み出し」と言って上に塗った塗料やデカールに経年変化で赤が滲み出る事があるので、個人的にはこの方がありがたいです。
上のフロントバンパーが後期型で下が前期型。
インテーク形状が違うのと、バンパー向かって右天面のmazdaロゴが、前期はステッカーで後期はエンボス加工になってます。

なお後期型にはフロントスポイラーが一体成型されていますが、これは当時特別仕様車以外ディラーオプションでした。最初に発売されたアオシマFC3Sがドレスアップ仕様だったためこうなってるのです。
ドアパンチからボディをガードするサイドモールも珍しく別パーツ化されています。

これはモールの形と色が前期と後期とでは違うからですね。
下画像の右上の帯状の部品が前期型のサイドモール。

内装は、実車と比べてシートの角がやや張りすぎかな?っていう印象です。トランクルームのリヤスピーカーのネット形状は、後期型に準じた円形になってます。
そしてキャビンが最近のキットによくあるコストダウン目的のバスタブ式と違い、ドア内張りが別パーツ化されているので側面のディテールが簡素になっている事もなく、実車そのまま精密に再現されています。

またカーステは、後期型のGT-Limitedスペシャルエディションに標準で、他グレードにはオプション設定だった最上級システムの「オーディオシステムIV」になってます。私もこれを当時選んでいたので嬉しい♪このパーツは左ハンドル車用の部品も付いてます。
テールランプやサイドマーカーといったクリアパーツは最初から色が付いてます。

クリアカラーは透けるため慣れないと色ムラが出やすいので、これはありがたい配慮。
持ち上げてばかりではステマ臭いので落とすところも(苦笑)。アオシマのFC3Sのシャーシは、FD3Sの金型を部分改造した物が使い回されているので、実車と形が全く異なります。

特にFDとの大きな相違点である左右張り出し型マフラーを取り付けるため燃料タンクの片方がスッパリ切り取られており、無論実車はこんな形をしてません。また当然ながら足回りも異なり、FDは四輪ダブルウイッシュボーンサスですが、FCは前輪ストラット、後輪セミトレーリング型マルチリンクです。
ブレーキローターはクロームメッキでつやありすぎ。金型配置の都合なんでしょうが、ホイールと同じくアルミ調のほうがまだそれっぽかったかと。

マフラーカッターは前期と後期で別部品が用意されており、長いほうが後期です。これは後期の大型化されたリヤバンパーに対応したためですが、実車もこのように長さに差があったかどうかはわかりません。そしてどうせならマフラー本体もメッキ加工して欲しかったですね。
窓枠のマスキングシートは切れ目がちゃんと入っており、自分で切り抜かなくても良いタイプです。デカールの図柄は前期と後期、グレードはGT-RとGT-Xの分が用意されています。

また検査標章と点検ステッカーも現行デザインと昔のFCが現役だった頃のデザイン両方が付いてます。
このデカールは、今回のキット用に新規製作されたものだそうです。
組立説明図です。










アオシマ公式の広報用塗装済み完成画像です。


RX-7は歴代どれもホイールを社外品に交換された車両が多かったんですが、私は純正が気に入ってたので最後まで変えませんでした。なのでこれはどこからどう見ても若き日に13年間乗り続けたあのRX-7そのものでして、アオシマさんホントよく出してくれました!ただただ感謝に絶えません。
とはいえ、ハンドルとかマフラーとか少ないながらも市販品に取り替えたり、ディラーオプションを足したりして全くの素でもなかったので、是非模型も愛車仕様に改造したいですし、欲を言えばリトラクタブルライトの開閉ギミックや、タミヤキットとのニコイチでエンジンルーム内部や正しいシャーシを再現したいところ。
でも今の生活ではそんな事言い出したらとてもじゃないけど作れないので、まずは素組みで時間を見つけて少しずつ作って1台完成させたいと・・・そしていずれまた以前のように時間を潤沢にとれるようになったとき、改めて理想の1台を作ろうかと考えています。
なのでなくならないうちにもう1個確保しておかなければ(笑)。
青島文化教材社 1/24 ザ・モデルカーシリーズ マツダ FC3S サバンナRX-7 1989 【Amazon】
カートイジャーナルにフジミ エンスージアスト・カウンタック の記事を寄稿
「モデラーさんの模型作業部屋拝見」というコーナー内に載せていただき、タイトルは「フジミ模型 1/24 エンスージアストモデル ランボルギーニ・カウンタック 製作指南」です。

カートイジャーナル内の該当ページ http://www.car-toy-works.com/journal/19041/
エンスージアストモデルシリーズは、精密にこだわりすぎたため部品数が異常に多くて作るのが難しく、中でもポルシェ356なんかはエンジンブロック内のピストンやクランクシャフトまで再現して完成後は全く見えない(笑)という伝説を持つほどでして、カウンタックも例に漏れずイカ
今カウンタックの模型を取り上げるなら、作りやすく見た目も良いアオシマ製だろ普通はとツッコまれるのは重々承知の上で、あえてマニアックなこっちを選びました。パラメーターの割り振りを精密のみに全振りしたその潔さ!実車を組み立ててる気分を味わえるようにしたので後は自分でなんとかしろ的な尖った設計思想に当時心を射抜かれまして、私がフジミ信者になった原点です。
よろしかったらぜひご覧ください!^^
《外部リンク》
好きを加速するカートイジャーナル
カートイワークス
1/24 エンスージアストシリーズ 【フジミ模型】
ドイツレベルから1/24 ポルシェ934RSR イェーガーマイスターとヴァイラントが2月発売
※画像・リンク元: Amazon
ドイツレベル 1/24 ポルシェ934RSR イェーガーマイスター
ドイツレベル 1/24 ポルシェ934RSR ヴァイラント
製品自体は、今年の1月下旬から2月上旬にかけて開催されたシュピールヴァーレンメッセにて試作品が展示されていましたので、1年越しの発売という事になります。
古い自動車のキットなので、どこかの金型引き継いだのかと当初思ったりもしましたが完全新金型です。
ドイツレベル来年2月新製品 マックスモリッツとクレマーのRSR・・・デカール全部入ってるのかな?、なんて余計な心配をする悪癖がついたなぁ pic.twitter.com/NCkrgUFSb2
— 模型ショップ 三ツ尾 (@hobbyshopmitsuo) 2016年12月20日
この2台のポルシェ、私ぐらいの世代にとってはプラモ史に残る傑作として名高いタミヤ1/12キットと、そのボディを使ったラジコンカーを思い起こさせるおっさんホイホイなんですが、1/24スケールでも抜け目なくタミヤが3年ほど前にすでに出してたりするんですよね。
こちらがタミヤ製品。
タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.328 ポルシェ ターボ RSR 934 イェーガーマイスター
タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.334 ポルシェ 934 ターボ RSR ヴァイラント
世界のトップブランドのタミヤだけあって製品の評価は概ね好評なんですが、それでも
- シャーシが古いポルシェキットからの流用である
- 部品点数が抑えられてるため内部メカの再現性は劣る
- 大人の事情で省略されてるスポンサーロゴがある
といった欠点が指摘されているので、そこをどれくらいカバーできてるかで日本での売れ行きが左右されるのではと思います。
イェーガーマイスターに関しては、見本写真を見る分には、タミヤで省略されているロゴマークはすべて付いてるのが確認できますね。ヴァイラントは逆にタミヤにはあるのにレベルにないのが見受けられます。
あと気になるお値段は、
- タミヤ: イェーガーマイスター3,240円(税込) ヴァイラント3,456円(税込)
- ドイツレベル: 両方とも3,888円(税込)
なので、同価格帯と見て良いかと。
日本ではカーモデルの市場が落ち込んでる中、ドイツレベルは他にもマクラーレン570S、メルセデスAMG GT、BMWイセッタなど、アオシマ並にコンスタントに新作をリリースし続けてくれているのがありがたいです。
タミヤが1/24NSX完成見本公開、1/12Ninja H2Rを追加発表
【新製品】1/24 スポーツカーシリーズ「NSX」が10月15日頃発売。全日本模型ホビーショー(9/24、25 東京ビッグサイト)タミヤブースでは実車も展示します! https://t.co/QL8eLnLBJU pic.twitter.com/0t4We2Z2mB
— タミヤ スケールモデル (@tamiya_plamodel) 2016年9月14日
同時にAmazonの商品ページにも、大きな写真がたくさん追加されてました。







全長187mm、全幅92mm、全高51mm。
実車同様のフレーム構成を再現し。
精悍なフロントマスクはボディ色部分、黒色のフロントグリル、メッキパーツは塗装と組み立てやすさを考慮したパーツ分割。
後輪駆動用のコンパクトなパワーユニット、縦置き3.5リッターV6ツインターボエンジン+1モーターをミッドシップに搭載。
シャープな造形の前後ライトはクリヤーパーツとメッキ仕上げのリフレクターで構成。
HondaやAcuraのエンブレムはメタル調ステッカーで再現。
左右のフロントタイヤを個別に駆動するツインモーターユニットも再現。
右ハンドル仕様、左ハンドル仕様として組立可能。
センターコンソールなどにはメッキパーツを用いてインテリアの質感を向上。
スポーツカーらしい肉厚でサポート性に優れたバケットタイプシートも実感の仕上がり。
ウインドウ用マスキングシートは輪郭線でカット済み。
(Amazon.co.jp
見本写真見て、あんまり実車と似てるんでびっくりしました!
そしてアングル狙って撮ってるんでしょうけど、パッケージの絵と寸分変わらないほどそっくり。
これはすごい!
正直新型NSXには初代の時ほど強く惹かれるところはなかったんですけど、これだけキットの出来が良さげだと実車に俄然興味が湧いてきました。ホビーショー会場では実車も展示との事でなので行かれる方羨ましいです。大阪の展示イベント行こうと思ったらもう終わってるし~
タミヤ 1/24 スポーツカーシリーズ No.344 ホンダ NSX 【Amazon】
そして本日になり、今度はカワサキNinja H2Rが追加発表に!
【全日本模型ホビーショー】タミヤ1/12オートバイシリーズ「カワサキNinja H2R」が登場!。スーパーチャージャー搭載、300馬力の最強のニンジャをモデル化! https://t.co/1bZzscE9TV pic.twitter.com/obDp3NlMiL
— タミヤ スケールモデル (@tamiya_plamodel) 2016年9月15日
タミヤ 1/12 オートバイシリーズ No.131 カワサキ Ninja H2R 【Amazon】
タミヤは国産最新最強の四輪と二輪を同時に模型化するわけですね。
これまでタミヤは他社のように展示会向けのサプライズをほとんどしない社風でしたが、今年春のホビーショーではF-14を会場発表をしたりと少しずつですが変化してるように思えます。
そしてAmazonはまだですがホビーサーチでは早速予約の受注が始まっています。12月発売なのか。
タミヤ 1/24 カワサキ Ninja H2R 【ホビーサーチ】

それ以外でカーモデル関係の新たなホビーショー情報としては、「どこのチームのカラーリングになるかは後日発表」とあったプラッツの1/24BMW M6 GT3ですが、ローヴェ・レーシングのスパ24時間レース優勝車仕様になるみたいです。特に公式声明はなかったと思いますが、製品名が「スパ24時間レース ウイナー」に変更されていて、製品画像も光造形からイメージイラストに更新されていました。
1/24レーシングシリーズ BMW M6 GT3 2016 スパ24時間レース ウイナー 【Amazon】
タミヤの新製品1/24メルセデス・ベンツ300SLの発売は3月下旬で価格は税込4,536円。

上記ショップや公式サイトによると、発売時期は3月28日頃予定。 価格は税込4,536円。
鋼管フレームとエンジン再現。さらにガルウイングドア、ボンネット開閉可能という凝った設計から、物は良くてもとんでもない価格になるのでは?とびびっていたので、意外な良心的価格にホッとしました。量販店なら実売価格3000円強くらいです。
そして同時に会場発表された他のアイテムも予約始まっています。
※リンク先:Amazon ホビー
1/35 フランス中戦車 ソミュア S35 【2月下旬発売】
1/48 ドイツIV号戦車H型 (後期型) 【3月下旬発売】
1/48ドイツIV号戦車H型 コーティングシートセット 【3月下旬発売】
1/48 ドイツ軽戦車 38(t) E/F型 【2月下旬発売】
1/72 F-16CJ[ブロック50] ファイティング ファルコン (フル装備仕様) 【2月下旬発売】
モデラーズポンチ(2mm・3mm) 【3月下旬発売】
モデラーズニッパーα(ネイビー) 【3月中旬発売】
特に300SLとソミュアS35に関しては、2月中に首都圏と静岡でテストショット体験会が開催されるとの事。
首都圏分はすでに定員いっぱいで埋まっていますが、静岡のほうは現時点でまだ空きがあるようです。
初音ミクBMW Z4の2014年モデルがフジミから8月発売予定
SUPER GT開幕戦でグッドスマイル 初音ミク Z4が優勝!(C)おぐち / Crypton Future Media, INC. http://t.co/1SIg065Js1 costume designed by コヤマシゲト pic.twitter.com/ALfxtRLm4c
— BMW Japan (@bmwjapan) 2014, 4月 7
グッドスマイル 初音ミクZ4、大逆転で波乱のスーパーGT第2戦富士を制し開幕2連勝! http://t.co/OfVypAa6Ej #supergt #fightgsr pic.twitter.com/6y19isg8M3
— AUTOSPORT web (@AUTOSPORT_web) 2014, 5月 4
そしてフジミからその今年のモデルのプラモが8月に発売とアナウンスがありました。
1/24スケール グッドスマイル 初音ミク Z4 2014 SUPER GT 開幕戦 優勝車 【8月発売・Amazon】
1/24スケール グッドスマイル 初音ミク Z4 2014 SUPER GT Rd.2 Fuji 優勝車 【8月発売・Amazon】
フジミはチームスポンサーにもなっているのでミクZ4のキット出すのは恒例なんですが、今年はそれの発表が例年になく早く、どうもタイミングを優勝した時期に合わせてるように思えます。去年の2013年モデルの場合、発表したのシリーズ初優勝の9月の翌月の10月でした。
ただ実際は発売が11月 → 12月 → 2014年1月 → 2月と延期しまくりましたから、今年も予定どおり出るかどうかはわかりません。(^_^;