愛車の革ステアリングがテカッてきたのでレザークリーナーで拭いたところ、色が剥げてしまって新しいのに交換したのが去年の7月の話。
そしてどうせ交換するならこの際純正品じゃなくてカッコ良いヤツに換えちゃえとKENSTYLEのMA08という社外品に手を出しまして、これがなんと工賃込みで5万円もする代物でした。


KENSTYLEオリジナルステアリングMA08 レッドライン(レッドステッチ) オールナッパレザー 【Amazon】さすが5万円だけあって見た目だけでなく握り心地も素晴らしい逸品なんですが、根が貧乏性なのでまた元のステアリングみたいにテカらせてしまうのが怖くて、若い頃RX-7(FC3S)乗ってた時に使ってたお古の合皮で安物の手袋を引っ張り出して来てまた使い始めました。けどあまりのボロさと安物臭さに気分が萎えてしまいます。

なのでステアリングと釣り合いのとれたもうちょっと良い物を買い直そうと思って調べてみると、「カカザン」というブランドのドライビンググローブが高評価だと知りまして、中でも人気のDDR-07シリーズのコレに一目惚れ。
手袋一つが三万円!!
そんなにするならそら良いはずやわ。そこまでポンポンお金は出せません!
けど一旦気に入ってしまうと他の製品見ても物欲が沸いてこないんですよね。
模型と同じく買うたやめた音頭を踊り出し、買わない後悔より買った後悔とばかりに思い切ってポチり!
職人によるハンドメイド品なので待つ事2週間・・・届きました。

えらい立派な箱に入って包装されてました。
そして丁寧な説明書が。

カカザンが相当な矜持を持って革製手袋を作ってるのがわかります。
そして黒と赤のツートーン、派手だけどめっさカッコ良い!

この製品は掌側にシフトノブへの耐久性を考慮したアテが付いてるます。
私のクルマはATだけど、大抵MTモードで運転してるので無駄にならない。
なら最初からMT車買えよという事だけど、そうすれば良かったかもと時々思ったり。

通気性をよくするためパンチングが設けられており、さらに隅々まで細かいステッチが入っています。

手に自然に馴染むよう、使っていなくてもぺしゃんこにならずこのように立体縫製になってます。

手首のベルトはマジックテープじゃなくボタンで留める方式で、キツめと緩めの2段階に調節可能。

中は旭化成ベンベルグのキュプラという高級生地が使われており、これによりピッタリの装着感にも関わらず中がサラサラで脱着が容易なのだとか。
そして実際に装着してステアリング握ってみたところ、これがまたびっくりするほど気持ちイイ!!

安物の合皮グローブのときはなんかベタつきがあったんですが、コイツはそれが全くなくサラサラなのに滑らずにしっかり握れます。というかこんだけ違うともう比較すること自体がナンセンスという感じ。

セレクターレバーもしっかりと握れ、MTモードでの操作がより楽しくなりました。
つい不必要なシフトチェンジをしてしまいます。

生地自体は以前の合皮よりだいぶ分厚くなってるのに鹿革なので握り心地やホールド性はむしろ良くなりました。

短所を強いてあげるなら、ステアリングが純正に比べて少し太くなってる所に加えて、このグローブは前記通り内アテが付いてるのでその分厚くなってるため、パドルシフトを使う場合指がレバーからやや遠くなったところ。

とここまでが実はもう半年も前の話でした。
元はといえばテカッたステアリングを元のようにつや消しサラサラに戻したかっただけなのに、手入れに失敗して5万円かけて社外品に交換し、さらに3万円弱のグローブ買い足して合計8万円弱・・・俺の金銭感覚大丈夫か?とか思ったりもしましたが、やはり高い物には値段相応の価値があるなあと改めて思い今も使い続けています。
ただ普段ユニクロの安い服ばっか着てるので、身に着けてる物の中でこのグローブが最も高い物になってしまい、バランス取れてねえ・・・。
テーマ:自動車の整備&修理 - ジャンル:車・バイク
- 2023/03/27(月) 23:01:32|
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